更新日: 2023.06.13 その他暮らし
車のエアコンが臭う…!これって何が原因!? 対処法はある?
不快で仕方がない嫌な臭いの主な原因は、エアコン内部に繁殖したカビやダニの死骸です。そのため、エアコン内部を市販のスプレーで除菌したりフィルターを交換したりするだけでも、嫌な臭いの軽減が期待できます。
快適なドライブのためにも、嫌な臭いはできるだけ除去しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車のクーラーの仕組み
住宅用と同じく、車のクーラーに使われているのも冷媒(れいばい)と呼ばれるガス(代替フロン)です。冷風を作り出すためには、まずは冷媒をコンプレッサーという機械で圧縮して高圧高温の半液体状に変換した上で、コンデンサーという部品に装填されているファンで冷まして液体にします。
その後、不純物を除去するためのレシーバーという部品にいったん蓄えた冷媒を、エキスパンションバルブという部品で低温低圧の霧状にしてエバポレーターという部品に噴射。付着した冷媒が周囲の熱を奪って気化することで、熱交換器とも呼ばれるエバポレーターを冷却します。
最後に、ブロアファンという装置によって取り込まれた外気がエバポレーターを通過すれば冷風の完成です。
嫌な臭いの原因とは
車のエアコンの嫌な臭いの主な原因は、エバポレーターに繁殖したカビやダニです。ブロアファンによって取り込まれた外気は、冷却されたエバポレーターを通過する際に結露となって大量の水分を発生させます。
水分の多くはエアコン稼働時に排出されますが、エバポレーターに付着した水分はそのまま残り続けて乾きません。そこに外気とともに侵入したほこりやちりなどが蓄積すると、カビやダニにとっては絶好の環境が整うことになります。このカビやダニの死骸がエバポレーターに残留した水分と混ざって腐敗することで、嫌な臭いが発生します。
また、エアコン内部へのほこりやちりの侵入を防ぐエアコンフィルターの汚れも、嫌な臭いの原因のひとつです。
嫌な臭いの対処法
車のエアコンの嫌な臭いの原因がエバポレーターの汚れであるなら、エバポレーターを洗浄すれば解決します。ただし、エバポレーターの洗浄を業者に頼むと結構な費用が掛かります。
そこで、まずは自分でできる対処法を試してみましょう。
・除菌、消臭スプレー
車のエアコン用の除菌・消臭スプレーを使えば、自分でエアコン内部の除菌と消臭が可能です。除菌・消臭スプレーは、カー用品店やホームセンターなどで入手できます。
・エアコンフィルターの交換
エアコンフィルターの汚れも嫌な臭いの原因になるため、1年に1回か走行距離1万〜1万2000キロメートルを目安に交換しましょう。エアコンフィルターは自分で交換可能です。カー用品店やホームセンターなどで入手する際には、必ず自分の車種に合うフィルターを選ぶようにしてください。
エアコンの嫌な臭いを除去して夏のドライブを楽しもう!
車のエアコンの嫌な臭いは繁殖したカビやダニの死骸が腐敗して、エバポレーターに残留した水分と混ざることで発生します。そのため、クーラーを稼働させる前に、その汚れを取り除いておくことが大切です。
嫌な臭いは夏のドライブの爽快な気分を台無しにしかねません。快適なドライブを楽しむためにも、まずは本記事で紹介した対処法を実践してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー