更新日: 2023.06.22 その他暮らし

【マイカー買い替え】初期費用0円のカーリースは割安? ほかにどんな費用が必要?

【マイカー買い替え】初期費用0円のカーリースは割安? ほかにどんな費用が必要?
一般財団法人自動車検査登録情報協会によると、令和4年3月末現在における自家用乗用車の世帯当たり普及台数は1.032台です。このことから、日本では1世帯当たり車を1台保有しており、車を購入する世帯が多いと考えられます。
 
マイカーを買い替えるタイミングは、車の買い方や乗り方を見直すチャンスです。車を購入して所有する以外に、カーシェアリングやカーリースといった方法があり、車に割ける予算や生活スタイルに合わせて選択する人が増えています。本記事では、これらの選択肢のなかから、カーリースの割安感や必要費用について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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カーリースの月額料金にはどのような内容が含まれている?

カーリースとは、毎月定額で車を借りることができるサービスで、「車のサブスク」ともいわれています。リース会社が購入した車を、利用者が一定期間の契約で月額料金を支払って借りる仕組みで、車の所有者はリース会社、使用者は利用者です。
 
月額料金は「車両料金+諸費用-残価(契約終了時の想定査定額)」を契約期間で割って算出されるため、車両代金、登録諸費用、自動車税費用、自賠責保険費用を含むことが多いです。
 
車検はリース会社やプランなどによって、含まれるケースもあります。車を購入する場合は、購入時や自動車税、車検のタイミングでまとまった金額が必要になり、支出金額が多いときと少ないときの差があります。対してカーリースは初期費用が必要なく、毎月同じ金額を支払えばよい点が特徴です。
 

カーリースを利用する場合、月額料金以外に必要な費用は?

リース会社や選ぶプランによって月額料金に含まれる費用が異なり、なかには費用を抑える代わりに車検費用が含まれないといったケースもあります。想定外の出費で困らないために、月額料金に何が含まれて、何が含まれていないかを把握しておきましょう。
 
月額料金以外に必ずかかるのが、駐車場代とガソリン代です。ガソリン代を抑えたい人には、ガソリン代が割引になる会社やプランもあります。
 
ただし、リース期間中は自分の車のように使うことができますが、多くの場合は走行距離の上限があり、オーバーすると超過料金がかかります。
 
また、途中解約すると違約金も必要です。契約時に解約をするつもりがなくても、事故を起こして車が廃車になってしまい、解約せざるを得ないケースもあるので注意しましょう。申込金が必要な代わりに、解約金がかからないプランを用意しているリース会社もあります。
 
さらに、契約終了時の車の状態が悪く、査定金額が残価を下回った場合は差額の負担が求められます(オープンエンド方式)。月額料金は多少高くなりますが、残価精算をリース会社がおこなうクローズドエンド方式を選べば差額の負担は必要ありません。
 

購入と比較すると割安なの?

カーリースと購入を支払う総額で比較すると、どちらが割安になるかは契約終了時の車の状態や購入方法(一括、カーローン)、車種やグレードによるため、一概に言うことはできません。カーリースは分割支払いになるため、新車を一括購入するよりは利息分割高です。
 
しかし、オープンエンド方式の場合、契約終了時に査定額が想定よりも高くなれば料金が戻ってくるため、総額の差は小さくなる可能性もあります。
 
カーローンを組んで車を購入する場合は金利次第ですが、カーリースのほうが割安になるケースも少なくありません。特に中古車購入は、メンテナンス費用や消耗品の交換など、維持費が高くなりがちなので、メンテナンス費用が月額料金に含まれるプランを選べば、カーリースのほうが割安になる可能性があります。
 

大きな出費に悩まされることなく、定額料金で車を所有できる

カーリースは車体料金から残価を引いた金額を分割して支払うため、1ヶ月に支払う料金自体は割安です。諸費用が含まれた月額料金を支払うシステムなので、初期費用や車検料金、自動車税費用といった大きな出費に悩まされることがありません。契約の前には、月額料金に含まれるものと、月額料金以外でかかる必要がある金額を確認しておきましょう。
 

出典

一般財団法人自動車検査登録情報協会 ニュースリリース 1 世帯当たり 1.032 台に

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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