エアコンは汚れなどをフィルターで防いでいますが、フィルター自体が汚れているために、エアコン性能をじゅうぶんに引き出せない場合も珍しくありません。エアコン掃除したほうが高い水準でエアコン性能が発揮できるので、毎月3000円以上電気代を抑えられる可能性もじゅうぶんに考えられます。
本記事では、エアコン掃除したほうが電気代を抑えられる点について解説するので、エアコンを多く使用する人は参考にしてみましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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エアコンの電気代の計算方法とは？
エアコンの電気代に限らず電化製品は、以下の計算式で電気代の計算が可能です。
1時間あたりの消費電力（kW）×使用時間（時間）×電力単価（円）＝電気料金
全国家庭電気製品公正取引協議会では全国平均の電気料金単価を31円／kWhと決めているため、電力単価の部分は31円／kWhで計算される傾向にあります。例えば、1kWの電化製品を5時間使用した場合、1kW×5時間×31円／kWh＝155円が電気料金です。
1時間あたりの消費電力と使用時間が長くなれば電気料金は高くなるので、近年では、消費電力が小さくても高性能を発揮できるエアコンも多くなりました。
また、使用しているエアコンは同じであっても設定温度によって1時間あたりの商品電力も変わり、カタログスペックだけを参考にして計算しても実際の電気料金は異なります。夏場なら冷房温度を高めに設定したほうが消費電力は少なくなるため、状況に合わせて設定温度は調整するのがおすすめです。
エアコン掃除をすると電気代が抑えられる理由
エアコンは外部環境によって性能がじゅうぶんに発揮できるか発揮できないかが影響され、その要素の1つとしてエアコンをきれいな状態で保っているかどうかがあげられます。
エアコンはフィルターによって内部にゴミやホコリが入らないようにしますが、一方でエアコンから冷たい風を出す際にもフィルターを通しているのが特徴です。そのため、フィルターにゴミやホコリが詰まっている状態では部屋全体を冷やすのに時間がかかるのに加えて、部屋全体を冷やすために設定温度を必要以上に低くする場合は少なくありません。
例えば、エアコン掃除をしていない状態とエアコン掃除をしている状態で部屋全体を冷やす時間が、それぞれで1時間違うとして1時間あたりの電気料金を50円とします。毎日朝と夜に2時間部屋が冷えるまでの時間がかかるとすれば1日100円余分に電気料金がかかり、1ヶ月間では「約3000円」電気料金が高くなるでしょう。
エアコン掃除をしないと健康にも悪影響がある
エアコン掃除をしないと、フィルターに付着しているゴミやホコリが室内にまき散らされるため、健康にも悪影響があるといわれています。
エアコンの風に乗って室内中に広がり、体内に蓄積してシックハウス症候群を引き起こす場合も考えられます。他にもエアコン内部にカビが発生していると肺炎の原因になるため、本来ならエアコンを使い始める前にカビが生えていないか確認するのが大切です。
健康被害が起こってしまうと医療費も支払うので、最終的にはかなりの金額を支払う可能性もあります。
まとめ
エアコン掃除をしたほうがエアコン性能を引き出しやすく、設定温度なども高めにしてもじゅうぶんに部屋全体を冷やすことが可能です。使用しているエアコン性能や消費電力によって異なりますが、エアコン掃除をしていると、エアコン掃除をしていないときと比べて、数千円電気代が変わる場合もあります。
健康の面から考えてもエアコン掃除は大切なので、使用開始時には掃除しておきましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
