更新日: 2023.06.27 その他暮らし
ボーナスの使いみちは「預貯金」がトップ!? コロナ5類移行後、初の「夏のボーナス」はなにに使いたい?
今回は、夏のボーナスの使い道に着目しながら、多くの人の物価上昇への意識や対策についてもまとめます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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夏のボーナスの使い道は預貯金が最多
引き続き、ビッグローブ株式会社の調査結果を見ていきましょう。
・もっとも多い使い道は預貯金
同調査では、夏のボーナスの使い道について「預貯金」と回答した人が76.6%と最多でした。コロナ禍が実質的に収束したとはいえ、夏のボーナスを商品購入やサービス利用にすべて使おうという人は少数派のようです。
・旅行や外食に使う人も多数
続いて多かったのが「旅行に行く」で、41.0%となっています。「外食に行く」との回答も28.8%ありました。モノ消費よりも、経験や体験を重視するコト消費を選ぶ人が増えているといわれていますが、今回のアンケートでもコト消費が上位に位置しています。次に多かったのは「投資(不動産・株式等)をする」で17.3%でした。これも、投資や資産形成への意識の高まりが1つの要因といえそうです。
約8割の人が物価上昇に不安ありと回答
夏のボーナスの使い道でもっとも多かった預貯金ですが、これは、物価上昇が影響を与えているようです。同調査では、物価上昇に対し「ここ1年くらい不安を感じている」と回答した人が、42.7%にものぼります。
「最近(ここ数ヶ月)不安を感じるようになった」人は15.5%、「ここ1年くらい不安を感じていて、最近(ここ数ヶ月)より不安を感じている」人は20.1%でした。合計すると、物価上昇で生活に不安を感じている人は、全体の8割程度にもなります。
・物価上昇は食費や電気代に影響あり
物価の上昇の影響を受けていると感じるもので最多は、やはり「食費」でした。実に81.2%もの人が、食費へ影響があると回答しています。それに、「電気代」の73.1%、「ガス代」の48.0%、「ガソリン代」の41.0%が続く結果でした。いずれも生活に欠かせないものであり、影響があるとはいえ、避けるのが難しいものでもあります。
電気代上昇に向けた節電対策とは
同調査では、節電対策についても尋ねています。「行っている(行おうと思っている)節電対策」で、もっとも多かったのが「照明をマメに消す」です。
実に70.3%の人が実行している、あるいは、これから実行しようと思っていることになります。「エアコンの設定温度の調整」も45.7%で非常に多く、「エアコンのフィルター掃除」も34.1%と、やはりエアコン関連の対策は欠かせないようです。
30%近くの回答を得た節電対策には、「使用していない電化製品はコンセントを抜く」「冷蔵庫に物を詰め込み過ぎない」「エアコンを使用する際には扇風機等と併用する」などがありました。いずれもこまめに行えば、確かに節電効果が期待できそうです。
しかし、日本の夏は温度だけでなく湿度も上がり、無理をすると体調を崩しかねません。節電対策は重要ですが、体調とも向き合いながら実行する必要があります。
夏に旅行の予定がある人が多い一方で夏のボーナスは預貯金へと回す人が多数
コロナの5類への移行により、積極的に行動したりお金を使ったりする人が増えてきました。実際に、6割もの人が夏の国内旅行に意欲をみせているようです。
一方で、夏のボーナスの使い道で、もっとも多かったのは預貯金でした。物価上昇に備えているとみられます。実際に物価上昇に不安を抱く人は約8割もおり、節電対策を行う人も少なくありません。お金も時間も、自分にとって有効な使い方を選びましょう。
出典
ビッグローブ株式会社 2023年夏の生活とお金に関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー