更新日: 2023.07.04 その他暮らし

物件によっては「年間31万円」の節約に!? 物件選びで「 諦めるべき」条件とは?

物件によっては「年間31万円」の節約に!? 物件選びで「 諦めるべき」条件とは?
住宅物件を選ぶ際には、条件を絞って探す人がほとんどかと思いますが、なかには「なかなか予算に合う物件を見つけられない!」と、頭を悩ませている方もいらっしゃるかもしれません。
 
そして、家賃を抑えるために、条件を妥協せざるを得ないケースも少なくないでしょう。しかし、条件によっては、あまり家賃に差が出ないものも……。
 
そこで今回は「家賃に差が出る住宅物件の条件」について、ご紹介します。家賃に差が出やすい条件を諦めることで、年間31万円ほどの節約につながることも!
 
物件選びに手こずっている方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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家賃に差が出る物件の条件TOP4

株式会社LIFULLが運営するLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は「家賃の差額が大きい条件ランキング」を発表しました。そのなかから、今回は、TOP4をご紹介します。実際の調査結果は、表1の通りです。
 
表1

条件1 条件2 条件1の
家賃相場
条件2の
家賃相場
差額 年間差額
1位 オートロック
あり
オートロック
なし
8万2000円 5万6000円 2万6000円 31万2000円
2位 鉄筋系 鉄筋系以外 8万3000円 5万9000円 2万4000円 28万8000円
3位 築5年未満 築5年以上 8万6000円 6万4000円 2万2000円 26万4000円
4位 独立洗面台
あり
独立洗面台
なし
8万円 5万9000円 2万1000円 25万2000円
宅配ボックス
あり
宅配ボックス
なし
8万1000円 6万円

※株式会社LIFULL「家賃の差額が大きい条件ランキング」をもとに筆者作成
 
1位を見てみると「オートロックなし」の物件を選ぶことで「オートロックあり」と比較して、年間およそ31万円安くなることが分かります。
 
しかし、防犯面を考慮すると「オートロックあり」のほうが安全性が高まるため、必須条件としている人もいるかもしれません。
 
そのため、物件を選ぶ際は、絶対に譲れない条件と、妥協可能な条件を書き出してみましょう。最近では、築年数が古い物件でも、リフォームやリノベーションをして、見た目や性能がよい物件も数多くあります。
 
自分たちのライフスタイルに合わせて、妥協できる条件がないかを考えてみましょう。選択する条件によって、家賃による出費を大幅に抑えられます。
 

意外と差がない!? 差額の少ない条件とは?

株式会社LIFULLでは、番外編として「差額の少ない条件TOP3」も発表しています。結果は、表2の通りです。
 
表2

条件1 条件2 条件1の
家賃相場
条件2の
家賃相場
差額 年間差額
1位 南向き 南向き以外 6万6000円 7万2000円 -6000円 -7万2000円
2位 フローリング
あり
フローリング
以外もあり
7万1000円 7万1000円 0円 0円
3位 駐車場あり 駐車場なし 7万円 6万8000円 2000円 2万4000円

※株式会社LIFULL「【番外編】差額の少ない条件TOP3」をもとに筆者作成
 
日当たりがよくて、人気が高いイメージがある「南向き」物件ですが、意外にも「南向き以外」の物件相場のほうが、安いことが分かりました。理由としては、夏場の暑さや家具の日焼けなどの、デメリットが存在するからだそうです。
 
今まで人気だった物件条件も、時代とともに、需要が変わりつつあるのかもしれません。
 

家賃に差が出る条件を妥協することで家賃を抑えられる

物件は、条件によって大きく家賃が異なります。そのため、家賃に差が出る条件を妥協することで、年間にして31万円ほどの節約が期待できるかもしれません。
 
ただし、自分たちのなかで絶対に譲れない条件を妥協してしまうと、住み心地が悪いなどの不満を抱く原因となりますので、注意が必要です。
 
住宅物件選びの際には、ぜひ、今回ご紹介した「家賃に差が出る条件」を意識しながら、自分たちのライフスタイルに合わせた物件を探してみましょう。
 

出典

株式会社LIFULL LIFULL HOME’S(ライフルホームズ) LIFULL HOME’Sが「家賃の差額が大きい条件ランキング」を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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