更新日: 2023.07.06 その他暮らし
2025年大阪・関西万博の1000円記念銀貨は1万3800円で販売される!今後プレミアがついて価値が高まるのか?
今回は、過去にも発行されている1000円記念銀貨の、当時の販売価格と現在の価値を調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
大阪・関西万博の記念貨幣! 第1弾は1000円銀貨
財務省の発表によると、2025年大阪・関西万博の記念貨幣が発行されることが決まりました。500円から1万円の硬貨が計5種類程度で、開幕までに3回に分けて発行するとのことです。
その第1弾として発表されたのが1000円銀貨です。
直径40mm、重さ31.1gで、表面はロゴマークと夢洲の万博会場、裏面は公式キャラクター「ミャクミャク」が虹色に輝いている仕様となります。
素材に貴金属を使用し、特殊な技術を用いて製造されるプレミアム型の記念貨幣で、販売価格は1万3800円(税込み)です。発行枚数は5万枚で、令和5年8月8日から申し込み受付が開始されます。
2025年大阪・関西万博の1000円銀貨は今後プレミアがつくのか?
過去にもさまざまなイベントで、1000円記念銀貨が発行されています。その中からいくつかの1000円銀貨をピックアップし、当時いくらで発売されていて、現在いくらくらいで取引されているのかを調べてみました。
・2005年愛知万博記念1000円銀貨
銀貨単独セットは3.5万セットが販売され、販売価格は6000円でした。買い取り専門店での買い取り価格は3000円で、残念ながら当時の販売価格よりは価値が下がっています。
・東京オリンピック記念貨幣1000円銀貨
当時は販売ではなく、金融機関の窓口で両替することで交付されました。発行枚数は1500万枚と非常に多く、買い取り専門店での買い取り価格は1100円です。ただし、保存状態によってはプレミアがつくこともあるようです。
・新幹線鉄道開業50周年記念貨幣1000円銀貨
発行枚数は5万枚で、販売価格は8300円でした。買い取り専門店での買い取り価格は1万6000円で、価値は約2倍になっています。
大阪・関西万博の1000円記念銀貨にプレミアがつくかは疑問……。
過去に発行された1000円記念硬貨と比較すると、大阪・関西万博の1000円記念銀貨にプレミアがつくと考えるのは難しいといえます。実際に、2005年の愛知万博記念1000円銀貨は、当時の販売価格よりも安い値段で取引されています。
しかし、上記でご紹介したのはあくまでも買い取り業者の買い取り価格です。販売価格はこれよりも高くなり、オークションなどでコレクターが高値で購入するケースも考えられます。
記念貨幣の価値は変動するため、タイミング次第で価値が上がる可能性はあります。その際に重要なのは、保存状態です。将来プレミアがつくことを期待して記念貨幣を購入する場合は、保存状態に気を配るとよいでしょう。
記念貨幣は5種類! プレミアがつきそうな貨幣を購入してみるのもあり⁉
記念貨幣は、額面の異なる金・銀・銅製の貨幣が発行されることがあります。大阪・関西万博では、記念貨幣が5種類程度発行されることになっています。過去に発行された記念貨幣の当時の販売価格と現在の取引額を比較しながら、プレミアがつきそうな貨幣を購入してみるのもおもしろいでしょう。
出典
財務省「2025年国際博覧会記念貨幣を発行します」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー