「一生かけても使いきれないお金を手に入れた時の使い道」アンケート結果を紹介！お金で幸せになるために気をつけるべきことは？

突然、大金を手にしたときの使い道について、一度は考えたことがある方も多いはずです。
 
「大金を手にした人は、金銭感覚がおかしくなって、最終的には不幸になる」ともいわれています。しかし「自分ならきっとうまくやれる」「お金の使い方を間違えることはない」という自信があったりしませんか？
 
実際のところ、宝くじが当たったり莫大（ばくだい）な遺産を相続したりして、大金を手に入れたときに「貯蓄しよう」と思う人は、どれくらいいるのでしょうか。
 
本記事では、一生かけても使い切れないほどのお金を手に入れたときの使い道について、アンケートをとった結果とともに、いきなり大金を手にした場合に知っておきたい注意点と、実際に大金を手にして、悲惨な人生を送った人の末路について、ご紹介します。

一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道ランキング結果

株式会社ビズヒッツが運営する「お金の使い方調査隊」が、全国の男女500人を対象に行った「一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道」に関する意識調査の結果は、以下のとおりでした。
 

1位　　旅行や趣味に使う
2位　　マイホームを購入する
3位　　寄付・社会貢献する
4位　　贅沢して生活水準をあげる
5位　　家族のために使う
6位　　投資に回して増やす
7位　　起業する
同7位　ローン・借金を返済する
9位　　働かずに暮らすための資金
10位　 貯蓄する　

 
ランキング結果からは、多くの人が、自分自身や家族のために、お金を使うつもりでいることが分かります。自分や大切な人が幸せに暮らせるように、お金がないとできないことをしたいと考えているようです。
 

いきなり大きな金額を使わない！

いきなり大金を手にしたときには、金銭感覚が変わってしまう人もいるでしょう。欲しいと思っていたものが、どんどん手に入れば、生活レベルは、当然あがります。「もっとお金が欲しい」と考えて、高額な投資商品に手を出そうとする人もいます。
 
しかし、大金を手にしたときは、しばらくは何もせずに、落ち着くのを待つようにしましょう。なるべく生活レベルもあげず、これまで通りの生活を続けることが、一番です。
 
また仕事も、今のままで続けることをおすすめします。働かなくても生活できるからといって、仕事を辞めてしまうと、人との関わりがなくなったり、生活リズムが大きく変わったりすることで、充実した暮らしが送れなくなってしまいます。
 

いきなり大金を手にして悲惨な人生を送った人もいる

宝くじに当たって、大金を手にした人が、家族とのトラブルや、投資での失敗などを経て、悲惨な人生を送ることになった例もあります。
 
最初は、好きなものを買ったり海外旅行を楽しんだりして「お金があれば幸せになれる」と感じていたものの、リスクの高い投資話に乗って、それまで勤めていた会社を辞めてしまった方もいるようです。
 
その方は、やがて、投資に失敗したことに気づいたときには、お金はほとんど残っておらず、家族はいなくなり、お金目的で自分に近づいてきた人間たちも離れていき、宝くじに当たる前よりも、苦しい生活を送ることになったそうです。
 

幸せになれるお金の使い方を考えよう

普通の生活を送っていた人が、いきなり大金を手にしても、必ず幸せになれるとは限りません。
 
「楽して暮らしたい」「お金をもっと殖やしたい」という思いから、リスクの高い投資に手を出したり、仕事を辞めてしまったりすると、失うものが大きくなる可能性があります。
 
自分のために、思いっきりお金を使いたくなることはあるでしょう。しかし、贅沢のためだけではなく、自分の才能を磨いたり、困っている人や社会のためにお金を使ったりすることで、やりがいや充実感が生まれるのかもしれません。
 

出典

株式会社ビズヒッツ 「お金の使い方調査隊」 【一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道ランキング】男女500人アンケート調査

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー