更新日: 2023.07.13 その他暮らし

実家から「100万円貯まる貯金箱」が出てきました。口座に移す場合「手数料」はかかりますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

実家から「100万円貯まる貯金箱」が出てきました。口座に移す場合「手数料」はかかりますか?
「100万円貯まる貯金箱」とは、ブリキ製の密閉型貯金箱のことです。500円玉なら100万円、100円玉なら25万円ほど貯められます。しかし実際には、目標を達成できないまま存在自体忘れてしまった人もいるかもしれません。今回は、500円玉で100万円貯まっていたと仮定し、硬貨を銀行に預けるときにかかる手数料や効率のよい使い方について解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ATMから硬貨を預けるときの手数料は?

硬貨をATMから預ける際、金融機関によって手数料は異なります。硬貨の枚数に応じて手数料が変わる場合もあるので、事前に確認したほうがよいでしょう。ATMで預ける場合、硬貨が1枚でも手数料がかかる金融機関もあれば、枚数に関係なく無料で預けられる金融機関もあります。ATMで注意しておきたいのは、一度に入金できる枚数が制限されていることです。
 
上限を100枚としている金融機関が多いため、500円玉だと1回で5万円分しか入金できません。ATMから口座に100万円移すには、最低でも20回ほど入金する必要があります。枚数に関係なく無料の金融機関なら、手数料をかけずに100万円を口座に移すことができるでしょう。100枚で手数料が330円かかる金融機関の場合は、100万円移すのに6600円必要です。

窓口から硬貨を預けるときも手数料はかかる?

窓口で硬貨を預けるときも手数料はかかります。こちらも、金融機関によって手数料や1日に扱える枚数の上限が異なります。ただし、枚数が少なければ無料で預けることも可能です。無料で応じてくれる枚数の上限は、50枚までとする金融機関もあれば300枚までで設定している金融機関もあります。
 
例えば、50枚まで手数料無料の金融機関に預けるなら、1回で預けられる500円玉の総額は2万5000円です。100枚まで無料の金融機関であれば、500円玉100枚で5万円預けられます。300枚を上限にしている金融機関を利用するなら、500円玉でも1回で15万円まで入金できます。
 
窓口から硬貨を預ける場合、1000枚を超えると500枚ごとに手数料が加算されるのが一般的です。100万円分の500円玉2000枚を一度に預けるなら、高い場合で3300円程度の手数料が必要になります。
 

硬貨を預けるときは運ぶのが大変という問題も

500円玉貯金を口座に移したいとき、窓口でもATMからでも入金は可能です。金融機関や入金回数によっては、手数料をかけずに全額口座に預けることもできます。ただし、硬貨は枚数が多いほど重さが出るのがデメリットです。500円硬貨は1枚7gほどあるので、2000枚となると14kgほどになります。
 
重い硬貨をまとめて運ぶより、現金として少しずつ消費するのも賢い使い方です。例えば、1日に使うドリンク代や昼食代を500円までと決めて消費していくのもいいでしょう。身近で500円で買えるものや利用できることを考え、節約につなげていくのもよい消費方法です。
 

硬貨を口座に移すには手数料の他に運ぶ手間を考えることもポイント

硬貨を自分の口座に移すには、枚数に応じて手数料がかかります。金融機関によって実際の手数料は異なるので、事前に必ず確認しておきましょう。上手に利用すれば、全額無料で口座に移すこともできます。ただし、硬貨は運ぶときに重さが出るのがデメリットです。全額口座に入金するのもよいですが、少しずつ現金として消費するという考え方もあります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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