更新日: 2023.07.14 その他暮らし
宇宙旅行は「50億円」!? 弾丸型なら「1600万円」で行けるって本当?
しかし、やはり何より気になるのは費用面ですね。民間人の中の「一般人」でも宇宙旅行に行けるプランはあるのでしょうか。実は、意外と1000万円台で行けるプランもあるようです(それでもすごい金額ですが)。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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宇宙旅行は滞在型と弾丸型に大別
ひと言に「宇宙旅行」といっても、滞在型と弾丸型で大きく異なります。滞在型は国際宇宙ステーションに滞在する形で、宇宙飛行士と同じ体験ができます。前澤氏が行った宇宙旅行はまさにそのとおりで、12日間滞在した長期旅行でした。
弾丸型はイメージとしては日帰り旅行です。スペースポートから他のスペースポートへ宇宙を経由した移動をするタイプ、ロケットで上がって数分間飛行して帰還するだけの無重力体験タイプなどがあります。いずれも飛行機やロケットから降りることはありません。
宇宙旅行の費用【滞在型】
前澤氏が利用した「スペースX社」での滞在型宇宙旅行費用は、1人あたり50億円といわれています。金額が大きすぎて訳が分からなくなりますね。
国際宇宙ステーション滞在型であるため、重力に耐える試験、不時着時に備えたサバイバル訓練などを約100日間行っていることなどからも、そのくらいかかるものなのかもしれません。
宇宙旅行の費用【弾丸型】
滞在型に比べて弾丸型はグッとお手頃になります。まず、基本的に事前の訓練は不要で、医師の診察を受けて健康であれば参加できます。まさに「旅行」の感覚ですね。
費用は会社によりますが1000~3000万円程度となっており、人によっては「頑張れば行けないことはない」でしょう。
HISが宇宙旅行の受け付けを開始
大手旅行会社である株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)は、アメリカの宇宙ベンチャー企業Space Perspective社と販売権契約を締結し、気球型宇宙船での宇宙旅行を2023年1月18日から受け付けています。
高度30kmの宇宙の入り口まで行き、地球を眺めて帰還するという弾丸型のプランで、費用は約1600万円となっています。日本で名の知れた旅行会社がプランニングした宇宙旅行となると、また一気に身近に感じられますね。
まとめ
「宇宙旅行にかかる費用」が安くなったといっても、1000万円を超える費用は、一般人が簡単に出せる金額ではありません。
しかし、「宇宙旅行は夢のまた夢」という時代は終わったようです。近い将来、数十万円で宇宙旅行に行ける日が来るかもしれませんね。
※ 2023/7/14記事を一部、修正いたしました。
出典
株式会社エイチ・アイ・エス 気球型宇宙船「ネプチューン」の日本・カナダでの販売権契約締結
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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