更新日: 2023.07.15 その他暮らし

【中古車購入時の価格交渉術】相場よりも10%程度安く購入する具体的な交渉方法と成功率

【中古車購入時の価格交渉術】相場よりも10%程度安く購入する具体的な交渉方法と成功率
中古車を購入するにあたって、予算をオーバーしているために、値引きをしてもらいたいと考えることもあるでしょう。販売店に、値引き交渉を持ちかけることは可能なのでしょうか。
 
可能な場合に必要な、値引き額の相場や、値引き交渉のために必要な準備、交渉をするための具体的なポイントなどについて、解説をいたします。
FINANCIAL FIELD編集部

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中古車の値引きは可能?

中古車でも、値引き交渉をすること自体は、何も問題はありません。値引き交渉の事例は少なくありませんが、無理な金額での交渉は控えましょう。
 

中古車の値引き率はどのくらい?

車種にもよりますが、中古車の値引き率は、本体価格の5%から10%を、目安にするとよいといわれています。本体価格が100万円の場合は、10万円の値引きが上限と考えられます。
 
中古車には、まったく同じ状態や、オプション、走行距離の車は存在しません。中古車は元々、新車よりも安い値段がつけられている商品であるため、新車ほどの値引きを獲得することは困難です。
 
また、値引き交渉自体は問題なくても、値引きそのものに応じてもらえない可能性もあります。特にディーラーの中古車は、独自の厳しい基準に従って、点検整備が行われていますので、その整備分が価格に反映されていることもあって、大幅な値引きは難しい可能性が高いのです。
 

中古車を値引き交渉するための準備とは

効率よく、中古車の値引き交渉を行うためには、事前の準備が必要です。具体的な準備と、その理由について紹介いたします。
 

市場価格を調べておく

購入を希望する車種やタイプ、グレード、年式、走行距離の中古車の市場価格を調べておきましょう。インターネットの中古車検索サイトを利用することで、相場のチェックは簡単に行えます。
 
購入したいと思う中古車が、相場より少し高ければ、調べた情報をもとに、値引き交渉をしてみる余地があるかもしれません。
 

車両本体価格と総額の違いを知る

中古車の価格は、車両本体の価格のみのケースと、総額が掲載されているケースがあります。総額とは、購入する際に実際に支払う金額のことです。車両本体の価格のほかに、自動車税や自動車取得税、リサイクル料金などの法定費用と、登録代行費や納車費などの手数料が該当します。
 

中古車を値引き交渉するコツ

次に、実際に店舗に訪れてから、値引き交渉をスムーズに進めるために、知っておきたいポイントやコツについて解説をしていきます。
 

購入意思をはっきりさせる

販売店側としては、購入を迷っている人に、値引き交渉をされても、妥協しにくいものです。同じ条件の中古車は存在しないため、迷っている間に、ほかの人に売れてしまうことも珍しくありません。その場合は、一から交渉しなおしになります。
 
そのため、購入意思が明確で「今日買います」と即決してくれる人であれば、店舗側も、値引き交渉に応じやすくなります。
 

諸費用を削減する

車両本体を値引きするのではなく、手数料を減らすという提案も可能です。例えば車庫証明は、自分で警察署に行って手続きをすることで、代行手数料が不要になります。
 
また、納車してもらうのではなく、自分で店舗に車を引き取りに行けば、納車費用も削減できます。手数料を減らすことで、総額費用でみたときに安くできるのです。
 

時期を考えて交渉する

月末や決算月、年度末など、店側が、ノルマの達成のために、できるだけ売りたいタイミングを見計らって、交渉するという方法もおすすめです。タイミングが合えば、通常よりも、値引きに応じてもらえる可能性が高まります。急ぎではない場合は、時期も検討してみてはいかがでしょうか。
 

オプションを交渉する

本体の値引きが期待できなくても、オプションの無償提供を交渉することで、実質的な値引きを行ってもらえる可能性があります。同じ値段で付属品を取り付けてほしいとか、取り付け工賃を安くしてほしいとか、ガソリンを満タンにして納車してほしいなど、希望を伝えてみましょう。
 

中古車の値引き交渉のコツを知っておこう

中古車でも、値引き交渉をすることは可能です。成功率を上げるためには、事前に相場をチェックするなど、下調べが必要です。交渉の際には、即決の意思表示をするとか、タイミングを見計らう、本体以外の価格を交渉するなど、コツを押さえて実践してみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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