更新日: 2023.07.24 その他暮らし

【家賃】毎月の家賃が1~2万円分安くなる? 賃貸物件で差が出やすい条件は?

【家賃】毎月の家賃が1~2万円分安くなる? 賃貸物件で差が出やすい条件は?
固定費である家賃は、毎月一定の金額がかかり、たとえば電気代のように月によって節約することが難しい費用です。そのため、家賃を節約するためには、そもそも家探しの段階から物件を比較検討して安い家を選ぶ必要があります。
 
では、安い物件を探すためには、賃貸物件のどういった点を見ればよいのでしょうか。今回は、賃貸物件で差が出やすい条件について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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オートロックの有無は家賃に与える影響が大きい

賃貸物件の家賃に差が出やすい条件として、まずオートロックの有無を挙げることができます。大手不動産会社の調査によれば、オートロックがある物件とない物件では、実に月額2万6000円もの差が出た事例もあるようです。
 
確かに、オートロックは防犯面で大きなメリットのある設備です。オートロックがあれば、悪意ある第三者の侵入を防ぐ大きな効果が得られますし、訪問販売や不要な営業なども遠ざけることができるでしょう。特に女性の場合、オートロックは生活の安心を得られる重要な設備だといえます。
 
しかし、住宅の防犯対策はオートロック以外にもさまざまなものがあります。モニター付きのインターホンや二重ロック、ディンプルキーなどの防犯性能の高い鍵や宅配ボックスなどさまざまです。オートロックがない物件でも、上記のような対策方法で自宅の防犯性能は高められます。
 
そのため、家賃という点だけを考慮して物件探しをするなら、オートロックがない物件を中心に選んだほうがお得だといえるでしょう。
 

住宅の構造や築年数によっても家賃は変わる

住宅の構造も家賃に与える影響が大きい項目です。住宅の構造とは、要するに「鉄筋系」か「鉄筋系以外」かの違いのことです。
 
鉄筋系の住宅は鉄筋系以外の住宅に比べて家賃相場が高い傾向にあります。同じ調査では、鉄筋系住宅の家賃相場が8万3000円であるのに対して、鉄筋系以外の住宅の家賃相場は5万9000円です。月額で2万4000円もの差が生じるので、安い物件を探したいなら「鉄筋系以外」の賃貸住宅を中心に探してみるとよいでしょう。ただし、地震など、不測の事態については、考慮すべきです。
 
また、築年数や設備の違いも家賃を左右する条件のひとつです。
 
築年数は、一般的に新しいほうが家賃相場は高く、古くなるにつれて安くなる傾向にあり、特に5年を区切りに差が生じやすいので、安い物件を探す際の目安になります。また、設備の違いとは、たとえば独立洗面台の有無やバス・トイレが別か、などが家賃相場に影響を与えます。
 

最寄り駅との距離も要注目!

設備や間取り、構造といった、住宅そのものの違いだけではなく、立地条件も家賃に影響を与える要素です。特に最寄り駅からの距離には注意を払っておきたいところです。
 
一般的に最寄り駅から近い物件は人気が高く、家賃相場も高い傾向にあります。一方、通常は最寄り駅から徒歩11分を超えると、総じて家賃相場は下がっていく傾向にあります。通勤や通学の際に駅まで歩くのが苦にならないなら、最寄り駅からの距離にはこだわらず、物件を探してみてもよいでしょう。
 
また、最寄り駅が、快速や急行が止まる駅の場合、通勤や通学に便利なため人気があり、家賃が高い傾向にあります。快速や急行が止まる駅の一つ隣にするだけで、家賃は安くなる傾向にあります。快速や急行が止まらない駅であっても、さほど、通勤・通学に影響が少ない場合は、検討の余地があります。
 

安さ以外も忘れずに!理想の物件を探そう

上に挙げた家賃に与える条件は、あくまで一般的な傾向に過ぎず、地域や市場の状況によって異なる場合があります。また、個々の入居者の好みやニーズによっても、重視する条件はそれぞれ、変わってくるでしょう。
 
物件を選ぶ際には、自身の優先事項を考え、予算に合った条件を考慮し、複数の物件を比較検討することが必要です。
 
賃貸物件を探すうえで安さは重要ですが、そればかりを追うのではなく、その他の条件も考慮しながら理想に近い物件を探しましょう。
 

出典

PR TIMES 物価・電気代高騰の今、何を諦めたら家賃を抑えられる?LIFULL HOME’Sが「家賃の差額が大きい条件ランキング」 を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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