更新日: 2023.07.25 その他暮らし

軽自動車の「年間維持費」はいくらかかる?できるだけ維持費を安くするコツ

軽自動車の「年間維持費」はいくらかかる?できるだけ維持費を安くするコツ
「普通自動車に比べて、車両価格や維持費が抑えられる」として人気の軽自動車。実際に、年間維持費はいくらくらいかかるのでしょうか? 今回は、軽自動車にかかる維持費と、できるだけコストを抑えるコツをご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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軽自動車の年間維持費の内訳

軽自動車の維持に必要な費用の項目をまとめると、以下のとおりです。
 

・税金

毎年5月ごろに自動車税が発生し、軽自動車の場合は、新車登録の年度に応じて7200円か1万800円を支払う必要があります。いずれの場合も、新車登録から13年以上が経過すると、1万2900円に増税されます。
 
車検のタイミングで2年分支払う自動車重量税は、軽自動車の場合は6600円です。1年で計算すると、3300円になります。
 

・保険料

保険料は加入義務がある自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と、各自で加入する任意保険があります。軽自動車の自賠責保険を車検時に支払う場合、24ヶ月で1万7540円です。1年で計算すると8770円になります。
 
任意保険に関しては、等級や保険会社によって料金は異なります。
 
「2022年度自動車保険の概況」によると、2021年に任意保険に加入した軽自動車の台数は1884万2062台で、保険料の総額は9433億2242万7000円でした。これをもとに1台あたりの平均保険料を計算すると、約5万65円になります。
 

・車検料金

新車登録から3年後、それ以降は2年おきに車検料金が発生します。車検料金には、自賠責保険料や自動車重量税が含まれ、車検総額は、依頼先によって違ってきます。
 
例えば、「ニコニコ車検」のシミュレーションでは、軽自動車の車検最終支払い額は、3万5940円でした。KEIYUの「車検シミュレーション」では、5万1940円でした。
 

・整備・メンテナンス費用

エンジンオイル・タイヤ・ラジエーター液・バッテリー・ブレーキパッド・ワイパーなど、消耗品の交換時には、費用が発生します。
 

・ガソリン代

所有する軽自動車の燃費性能や、走行距離に応じて、ガソリン代がかかります。
 
以上に加えて、駐車場代や、傷・故障の修理代など、車にかかわる出費が発生します。
 

軽自動車の維持費を安くするコツ

「軽自動車だから維持費が安い」と考えるのは間違いです。使い方によっては、普通車と維持費があまり変わらないこともあります。ここでは、軽自動車の維持費をできるだけ安くするコツをご紹介します。
 

・燃費のよい車種を選ぶ

全ての軽自動車が低燃費であるわけではありません。軽自動車選びをする際は、燃費のよい車種を選ぶことで、ガソリン代を節約できます。エコカーの場合は、エコカー減税などの税制優遇を受けられる場合もあります。
 

・定期的なメンテナンスを忘れない

メンテナンスを怠ると、余計な出費につながりますので、注意が必要です。
 
例えば、エンジンオイルの交換を先延ばしにしていると、エンジンにダメージを与えるリスクが高まります。タイヤやワイパーなどの消耗品の交換も、安全な走行につながる重要なメンテナンスです。自分でメンテナンスをすることが難しい場合は、定期的に業者に依頼するとよいでしょう。
 

車選びと定期的なメンテナンスで軽自動車の維持費を安く抑えよう!

「軽自動車だから維持費は安い」とは限りません。13年以上経過した軽自動車は、自動車税が増税されるほか、長年乗り続けた車は、燃費性能が低下したり故障したりします。車の買い替えを検討する際は、燃費のよさや、税制優遇が受けられるエコカーを選ぶとよいでしょう。
 
日頃のメンテナンスを怠らないことで、トラブルや故障による想定外の出費を防げます。車両コンディションがよければ、長持ちするだけではなく、売却の際も高値が期待できます。
 
軽自動車の維持費をできるだけ安く抑えるためには、車選びと、定期的なメンテナンスを気にかけるようにしましょう。
 

出典

損害保険料率算出機構「2022年度自動車保険の概況」(102ページ)
株式会社MIC(ミック) ニコニコ車検「車検費用・料金について」
株式会社ケーユー KEIYU「車検シミュレーション」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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