更新日: 2023.07.25 その他暮らし
「今が金の売りどき」といわれていますが、「金歯」も売れるって本当ですか?
「金の売りどき」ともいわれている今、自分の口の中にあった金歯の価値について、考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「口の中にあったものなので、状態が悪くて売れないのではないか?」「金歯とはいえ、一つだけだと買い取り対象にならないのでは?」と、不安に感じる点も多いのではないでしょうか。しかし、結論からいえば、金歯は売却できます。
この記事では、金歯が売却可能な理由について、金の値段の推移についてや、ほかにも売れる可能性のある歯のことも併せて、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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金の相場はどう変化しているのか?
金の値段は、2018年ごろから上昇を続けています。
もともと希少性が高いことから、価値のあるものとして扱われてきた金ですが、コロナショックやウクライナショックのように、経済不安の要因となる出来事が起こると、価格が高騰する点が特徴です。
ここ数年の金価格の推移を表にまとめましたので、参考にしてください。
表1
最高価格 | 最低価格 | 平均価格 | |
---|---|---|---|
2018年 | 4827円/グラム | 4207円/グラム | 4543円/グラム |
2019年 | 5343円/グラム | 4521円/グラム | 4918円/グラム |
2020年 | 7063円/グラム | 5214円/グラム | 6122円/グラム |
2021年 | 6897円/グラム | 5930円/グラム | 6402円/グラム |
2022年 | 8154円/グラム | 6680円/グラム | 7649円/グラム |
※田中貴金属工業「金価格推移 年次価格推移」より筆者作成
金歯は状態にかかわらず買い取り対象になる
歯科医院での治療後に、銀歯ではなく、金歯をかぶせるように勧められることがあります。金歯は、歯との密着性が高く、虫歯の再発を防ぐ効果があることが、主な理由です。
金歯は当然、金でできています。金歯が取れてしまったときや、抜歯しなければならなくなったときに、その金歯を引き取って、買い取りに出してみるとよいでしょう。
たとえ、何年も口の中にあったものであっても、金は金ですので、買い取りの対象になります。変形していたり、不純物が付着していたりして、状態の悪い金歯でも、買い取りは可能です。
そのため、状態の良しあしにかかわらず、まずは、査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
銀歯やプラチナ歯も売れるの?
歯の治療で使用される貴金属には、金歯のほかにも、銀歯やプラチナ歯があります。
特にプラチナ歯は、素材としての価値が高いため、専門の買い取り店に依頼すれば、買い取ってもらえる可能性は十分にあります。
銀歯については、パラジウムや金などの金属が含まれているものであれば、その部分が評価されて、高値で買い取ってもらえる可能性があるでしょう。
金歯やプラチナ歯に比べると価値は劣りますが、査定に出してみることをおすすめします。
金歯は処分せずに買い取り店へ
歯から取れてしまった金歯や、抜歯した金歯は、処分せずに、売却することを検討すべきです。
今、経済状況の影響を受けて、金の価格は上昇しています。
たとえ状態のよくない金歯であっても、買い取り対象になる可能性は十分にありますので、専門の買い取り業者に、査定を依頼してみるとよいでしょう。
金歯だけではなく、銀歯やプラチナ歯にも、値がつく可能性はあります。貴金属や歯科金属の買い取りに強い業者を探して、持ち込んでみてはいかがでしょうか。
出典
田中貴金属工業株式会社「金価格推移 年次価格推移」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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