更新日: 2023.07.27 その他暮らし

「3点ユニット」の物件ってやめたほうがいいですか? 23区で家賃は「6.8万円」です

「3点ユニット」の物件ってやめたほうがいいですか? 23区で家賃は「6.8万円」です
物件を選ぶ際には、トイレやお風呂などの水回り設備もしっかりとチェックしておきたいところです。東京23区内で家賃6万8000円の3点ユニット物件を選ぶのは、ありなのか気になる人もいるかもしれません。周りの人から「3点ユニットはやめたほうがいい」とアドバイスされたら、入居を迷ってしまうこともあるでしょう。
 
そこで本記事では、3点ユニットの物件の家賃事情、メリットやデメリットなどを解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも3点ユニットとは?

3点ユニットは、浴室、洗面台、トイレなどが1つの空間に配置された設備のことです。ユニットバスとも呼ばれています。このような設備は、欧米では当たり前のスタイルです。
 
海外のドラマや映画などで、おしゃれな3点ユニットが映っているシーンを見たことがあるという人もいるかもしれません。日本国内では、ワンルームタイプのマンションやビジネスホテルなど、単身者の利用を想定した施設で導入されるケースが多い傾向です。
 

3点ユニットの物件の家賃が安い理由

東京都内で3点ユニット物件を借りる際に、6万8000円という家賃は果たして妥当な金額なのでしょうか。相場よりも安いのか、高いのかが気になる人もいることでしょう。
 
そこで、不動産サイトを使って、東京23区内のワンルームマンションの家賃を検索してみたところ、バストイレ別は3万~99万5000円、3点ユニットは3万4000~13万9000円の物件がヒットしました。バストイレ別の物件は家賃の幅が広いですが、3点ユニットは手ごろな家賃の物件のみとなっています。安い家賃の物件を探したいのであれば、3点ユニットに絞ったほうが見つかる確率が高くなるでしょう。
 
なお、東京23区内の家賃は、エリアによって差があります。不動産サイトの調査によると、ワンルームマンション(バス・トイレ別)の家賃相場が1番安かったのは足立区(7万1000円)でした。
 
23区内で最も安いエリアと比較しても、3点ユニットで家賃6万8000円の物件は、相場よりも3000円も家賃が安くなっています。東京23区内で家賃を抑えて生活したいのであれば、3点ユニットを選ぶメリットがあるといえます。
 
では、どうして3点ユニットの物件は家賃が安く設定されているのでしょうか。3点ユニットは、各設備を独立して設置するよりも少ない面積で設置できます。導入のコストも安いため、その分だけ家賃を安く抑えることが可能となっているのです。
 
さらに、3点ユニットは人気が低いという事情もあります。SUUMO編集部が1人暮らしシングルを対象に実施したアンケート調査によると、「付いていて当たり前・付いていない部屋は借りない」と思う設備・仕様に関する質問で、「バス・トイレ別」が第1位にランクインしていました。3点ユニットが不人気なことから、不動産会社や大家は入居者を募集するために家賃を安くする必要が出てくるのでしょう。
 

3点ユニットのメリット・デメリット

家賃が安いのが3点ユニットの魅力です。そのほかにも、居住面積を広く取れる、トイレや浴室が同じ場所にあるため漏水事故が少ない、一気に水洗いできるので掃除がしやすいといったメリットがあります。
 
3点ユニットのデメリットは、浴室とトイレが一緒の空間となってしまうことです。湯船につかりにくい、湿気がこもりやすい、トイレットペーパーがぬれやすいといった不満が出てくるかもしれません。トイレ使用後に入浴する際には、臭いが気になってしまうこともあるでしょう。
 
3点ユニットの物件を使用する際には、こまめに換気を行ったり、シャワーカーテンを取り付けたりするなどの対策が必須です。また、浴室とトイレを同時使用できない点もデメリットです。来客時や誰かと同居する際には、不便に感じてしまうかもしれません。
 

家賃を安く抑えたいなら3点ユニットを選ぶのもアリかも!

3点ユニットは、浴室、洗面台、トイレが1つの空間に配置されているのが特徴です。掃除がしやすい、漏水事故が少ないといったメリットがあります。家賃の安さも、3点ユニットの魅力です。
 
デメリットは、湯船につかりにくいことや湿気がこもりやすいことです。浴室とトイレを同時に使用できないというデメリットもあります。3点ユニットのメリットやデメリットを把握したうえで、契約するかどうかを検討してみるとよいでしょう。
 

出典

SUUMO お住まいに関するアンケート(2021)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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