更新日: 2023.07.30 子育て
小学5年生の娘が「自分の部屋にエアコンがほしい」と言っています。1台増えると電気代はどのくらいになりますか?
本記事では、子どもの部屋にエアコンを取り付けた場合の初期費用や1ヶ月の電気代の目安を解説します。また、節約しながらエアコンを使う方法も紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコン本体の価格相場と取り付け費用の目安
エアコン本体の購入金額は、メーカーや機種、対応する畳数によって異なります。6~8畳の場合の価格相場は4~7万円程度、10~12畳では5~12万円程度です。価格.com(2023年7月時点)の情報では、6畳用のエアコンは4万円前後から探すことができ、高いものでは12万円程度となっています。
対応する畳数が同じでも機種によって価格に差があるのは、主に機能面の違いです。フィルター自動お掃除機能や空気清浄、省エネ性能などの付加価値を搭載しているエアコンは、シンプルなエアコンと比べて値段も高くなる傾向にあります。取り付け工事費用の相場は約1万5000円~3万円程度です。
購入店舗によるほか、冷房能力や室外機を設置する場所などによって金額が変わってくるので、事前に見積もりを取るようにしましょう。
エアコン1台の1ヶ月の料金目安は2000円弱
冷房能力は同じでも、省エネ性能によって目安電気料金は変わってきます。経済産業省資源エネルギー庁の公式情報によると、6畳用に対応する冷房能力2.2kWで省エネ性能が三つ星のエアコンを1年間使った場合の目安電気料金は1万8000円です。
冷房能力が同じでも、省エネ性能が二つ星のエアコンの年間目安電気料金は2万500円とやや高くなります。単純計算ですが12で割ると、1ヶ月の料金目安は約1500円~1700円になります。
こちらの目安電気料金は、東京の外気温度(室内設定温度:冷房時27℃、暖房時20℃)をモデルとしており、期間消費電力量(kWh)に、当時の電気代単価(27円/kWh)をかけて算出したものです(現在の電気代単価は31円)。
ただし、実際の電気料金は使用する地域や設定温度、使用時間、住宅性能や電力会社などによって変わってきます。目安の料金に住まいの地域の外気温度を考慮した地域係数をかけると、より実態に近い電気料金を算出できるでしょう。
子どもにも共有しておきたいエアコンの節約方法
エアコンの電気料金を下げるためには、必要なときにだけ使用してつけっぱなしにしない、無理のない範囲で冷房設定温度を上げる(暖房時は下げる)といった工夫が必要です。
また、カーテンを閉めてエアコンの効きをよくする、ドアや窓の開閉は少なくする、扇風機を併用して夏場には体に風を当てる、冬場には暖まった空気を循環させるなどの対策も有効です。空気の循環にはサーキュレーターを使用するとさらに効果的でしょう。
また、できるだけ家族でリビングなどで一緒に過ごして稼働するエアコンを集約させることも節約になります。
子ども部屋の室温なども加味してエアコンの設置を検討しよう
同じ広さの部屋でも、日当たりや窓の大きさ、風通しなどによって室温は変わってきます。あまりに暑い部屋では、家の中でも熱中症になってしまう恐れがあるでしょう。子どもが過ごす室内の環境をチェックして、必要に応じてエアコンの設置を検討しましょう。
ただし、子どもにエアコンを使わせる場合には、無駄遣いをしないための教育も忘れずに行いましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 エアコンを選ぶときには必ずチェック 統一省エネラベルを見てみよう!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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