更新日: 2023.07.31 その他暮らし

一人暮らしで洗濯機を買うか悩んだら「使う頻度」をチェック!コインランドリーとどちらがお得?

一人暮らしで洗濯機を買うか悩んだら「使う頻度」をチェック!コインランドリーとどちらがお得?
一人暮らしを始める際に、悩むことの一つが「洗濯機を買うかどうか」です。一人暮らしでは、何かとお金がかかるため、節約はしたいもの。そこで、洗濯機を購入せずに、コインランドリーの利用を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
実は、洗濯機とコインランドリーのどちらがお得かは、洗濯の頻度で変わります。また、何を洗いたいかによっても、どちらが便利であるかは異なりますので、注意が必要です。
 
この記事では、洗濯機とコインランドリーの費用について、初期費用や使用頻度などから比較していきます。洗濯をどうしようかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

洗濯機とコインランドリーの費用比較

実は、洗濯機とコインランドリーのどちらがお得かは、洗濯の頻度で変わってきます。洗濯機とコインランドリーのメリット・デメリットは、何を洗いたいかによっても異なりますので、注意が必要です。ここでは、洗濯機とコインランドリーのどちらがお得かを知るために、それぞれにかかる費用を解説します。
 

洗濯機は長期的に使うなら安いが初期費用が高い

洗濯機の初期費用は、本体代と設置費用です。初期費用さえ工面できれば、長期的に使えるうえに、1回あたりの費用が少ないこともメリットです。なお、一人暮らしに向いているものは、洗濯重量5~6キロに対応した洗濯機といわれています。
 
6キロの洗濯機の本体代は、一般的な機種の廉価なもので約4万円です。
 
例えばa社の場合は、縦型洗濯機の配送と基本設置費用が無料です。ほかには、洗濯機のユニット台を購入して設置を頼むと、設置料金に1650円。ドラム式洗濯機で、外階段を使って搬入する場合は、3階で1100円、4階以上は、1階上がるごとに、550円追加で搬入費用がかかります。
 
例えば、アパートの4階に住む人が、4万円の洗濯機を購入して、設置を業者に頼んだとします。すると、4万+1100+550+1650=4万3300となるため、4万3300円が初期費用になります。
 
また、1回あたりの運転コストは、水道代が20~30円ほど、電気代が3円ほどかかるようです。一般に、1日に出る1人分の洗濯物の量は、約1.5キロといわれていますから、6キロの洗濯機であれば、4日分がまとめて洗えます。
 
水道代を28円、電気代を3円、4日に一度洗濯するとして、1ヶ月を30日とすると、月額(28+3)×(30÷4)≒233円になります。1年で計算すると、(28+3)×(365÷4)≒2829となり、年間で2829円かかります。
 
つまり、洗濯機を買って1年目の支出は、約4万+2829=約4万2829円になります。設置場所や業者によっては、もう少しかかる可能性もあります。
 

コインランドリーは、1回の費用は安いが使うほど費用がかさむ

コインランドリーは、衣類を持ち込むだけですので、初期費用がかかりません。
 
通常の洗濯だけなら、1回につき500円ほどで洗濯できます。量によっても変わりますが、乾燥も含めると、1000円弱です。毛布などの大物を洗う場合は、1000円を超えることもあります。
 
b社のコインランドリーを例に、15キロまで対応する洗濯乾燥機を利用したと仮定します。b社では、15キロまでの洗濯物は、洗濯乾燥まで含めて1300円です。
 
また、1日に出る1人分の洗濯物の量は、約1.5キロといわれています。15÷1.5=10となり、約10日分の服を一度に洗える計算になります。
 
1ヶ月を30日として、10日に1回コインランドリーを利用すると、月額は1300×3=3900円。1年は12ヶ月であるため、3900×12=4万6800となります。
 
つまり、コインランドリーを利用した際、年間でかかる費用は約4万6800円です。洗濯機を買った1年目の費用は約4万2829円でしたので、1年以上コインランドリーを利用すると、洗濯機を利用した場合より高くなります。
 

洗濯機・コインランドリーはこんな人におすすめ!

ここでは、一人暮らしのなかで、どのようなタイプの人が、それぞれ洗濯機・コインランドリーに向いているのかをご紹介していきます。どれくらいの頻度で洗濯をしたいのか、また長期的に利用するのかによって変わりますので、ぜひチェックしてみてください。
 

頻繁に洗濯するなら洗濯機がおすすめ

頻繁に洗濯をしたい場合は、やはり洗濯機がお得といえます。特に、1年以上同じ場所に住む予定ならば、一人暮らし向けの洗濯機を購入しておくことをおすすめします。1年以上利用する場合は、前述したように、洗濯機のほうが、コインランドリーよりも費用を安く抑えられます。
 
また、衣類をあまり持っておらず、洗濯頻度がどうしても高くなりやすい人にも、洗濯機はおすすめです。
 

洗濯頻度が低い人や大物を洗いたい人にはコインランドリーがおすすめ

衣類を多く持っていて、洗濯物をためても問題ない人や、1年以内に引っ越す予定の人には、コインランドリーがおすすめです。また、コインランドリーが自宅近くにある人にも向いています。あまり遠いと、洗濯費用のほかに、車で通うガソリン代などもかかるからです。
 
仕事が忙しくて、いつも夜遅くに帰宅するため、ほとんど家で洗濯できない人も、コインランドリーを利用してみてください。24時間営業のコインランドリーが多いため、音を気にせずに、強力な乾燥までできます。
 

自分に合った方法でお得に洗濯しよう!

洗濯機とコインランドリーにはともに、さまざまなメリットがあります。持っている衣類の量や、洗濯頻度を考えて、どちらを利用するかを決めてみてください。自分に合った方法を選べば、よりお得に洗濯できます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集