更新日: 2023.07.31 子育て
小学生の教育費は年35万円! 「学習費」を節約しようとする際の注意点とは
そこで本記事では、小学生でかかる教育費はいくらくらいなのか、その内訳について解説します。教育費を上手に節約するポイントも合わせて紹介しますので、教育費について知っておきたい方はぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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小学生にかかる教育費と内訳とは?
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」によると、公立小学校と私立小学校に通う子どもにかかる教育費は(表1)のとおりです。
(表1)
公立小学校 | 私立小学校 | |
---|---|---|
学校教育費 | 6万5974円 | 96万1013円 |
学校外活動費 | 24万7582円 | 66万797円 |
学校給食費 | 3万9010円 | 4万5139円 |
学習費総額 | 35万2566円 | 166万6949円 |
出典 文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より
公立小学校に通う子どもの学習費の総額は35万2566円であり、うち学校外活動費は24万7582円です。一方で、私立小学校に通う子どもの学習費総額は166万6949円、学校外活動費は66万797円であることが分かりました。
学校外活動費とは「学校の外でかかる教育費」であり、学習塾や習い事、家庭で使用するドリルや本などの費用を指します。
教育費を節約するポイント
公立小学校に通う子どもの1年間の学習費総額は、約35万円であり、教育費を節約するポイントは「学校外活動費」をいかに抑えるかがポイントとなります。そこで、教育費を節約するポイントを4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
●「YouTube」など無料動画サービスの教育動画を利用する
●インターネット上で公開されている学習ドリルや問題集などを印刷する
●無料のオンライン学習サービスを利用する
●習い事の見直しをする
YouTubeの教育動画を利用する
小学校だけの授業ではあまり内容が理解できない場合は、「YouTube」などの無料動画サービスでの教育動画を活用しましょう。足し算や掛け算のやり方、時計の読み方など、小学生向けに分かりやすく解説している動画が数多くあるため、楽しく内容を理解できるでしょう。問題集や学習ドリルを淡々とこなすのではなく、動画で分かりやすく、学べるため、便利なツールです。
インターネット上で公開されている学習ドリルや問題集などを印刷する
自宅学習に必要なドリルや問題集は、インターネット上で無料ダウンロードできるものもあります。学年別、内容別などに分かりやすくまとめられているため、購入する必要がありません。自宅にプリンターがない場合は、スマートフォンやタブレットにダウンロードして直接、書き込む方法もおすすめです。
オンライン学習サービスを利用する
「YouTube」などの無料動画や無料の問題集では少し物足りない方は、オンライン学習サービスを利用してみましょう。オンライン学習サービスは有料ではありますが、学習塾に通うよりも安く済むことが多く、中には、良質なサービスを提供している場合もあります。オンライン学習サービスは、数多くの種類があるため、子どもとよく話し合って決めましょう。
習い事の見直しをする
子どもの将来のために、いくつもの習い事をさせている方は、子どもが大きくなるにつれて一度習い事の見直しをしてみるのもよいでしょう。つい増やしてしまいがちですが、子ども自身のストレスになっている可能性もあります。家計と費用のバランスや、子どもの意欲や志向、またストレスなどについて、しっかりと見極め、本当に子どもがやりたいことを応援してあげましょう。
子どもとしっかりと向き合って正しい教育費の見極めを
小学生の子どもにかかる教育費総額は、公立小学校の場合は約35万円、私立小学校の場合は約166万円です。公立小学校の場合、内訳を見ると学校外活動費が20万円以上のため、節約をしたい方は塾や習い事、家での学習方法の見直しをしましょう。
インターネットを活用すれば費用をかけずに、教育動画や学習ドリルの利用が可能です。また、学習塾に通わせなくても、オンライン学習サービスを活用するなど、多くの方法がありますので、家計と子どもに合った教育方法を探してみてください。
出典
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー