帰宅すると花瓶にさした「切り花」がしおれていた! 外出中もエアコンをつけるべき? 切り花を長持ちさせるにはどうすればいいの?
配信日: 2023.08.02
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンはこまめに消すべきか
エアコンの消費電力が大きくなるのは、電源を入れてから室温が設定温度に達するまでです。電源を入れた直後は室温と設定温度の差が大きいため、その差を埋めるために使用される電力が多くなる仕組みとなっています。消費電力が大きくなればなるほど、電気代もかかってしまいます。
一方、室温がエアコンの設定温度まで下がってからは、それほど多くの電力を消費しません。外出するたびにエアコンの電源を切ってしまうと、外出している間に部屋が暖まるため、再び冷やすときに多くの電力を使うことになります。
そのため、1時間以内の短い時間の外出であれば、エアコンの電源は切らないほうが消費電力の節約になり、電気代を抑えることにもつながるでしょう。
節電のためにこまめに電源を消している人もいるかもしれませんが、その行為はかえって消費電力を高めてしまう可能性があるため、注意が必要です。これらのことから、電気代を考えるのであれば、短時間の外出であればつけっぱなし、長時間外出する場合は消したほうがよいといえるでしょう。
長時間エアコンをつけた場合の電気代は
次に、花のためにエアコンをつけっぱなしにした場合にかかる電気代を算出してみます。電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh) 」で算出できます。エアコンの消費電力は製品によって異なるため一概にはいえませんが、ここでは700Wと仮定して計算しましょう。
また、料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が全国平均の電気料金単価として定めている31円を採用します。
これらの条件で、仕事での外出などで1日8時間つけっぱなしにした場合にかかる電気代は「0.7×8×31=173.6」となり、約174円かかるということになります。1日8時間の使用を1ヶ月(30日)続けた場合は「173.6×30=5208」となり、5208円かかると算出できます。
なお、実際にかかる金額については、エアコンの消費電力に加えて、室温と設定温度の温度差やエアコンの使い方などによって異なる点に留意が必要です。
夏に切り花を長持ちさせる方法とは
夏に切り花を長持ちさせるためには、まず、口が広めの花瓶に少量の花を飾るのがよいでしょう。夏のような暑い時期は、茎が密集すると蒸れて傷んでしまう可能性があるので、それを防ぐためにも、花瓶の形状や花瓶に入れる花の量を考えることが大切です。
また、部屋の気温を調整することも効果的でしょう。暑いと枯れてしまう可能性が高いため、涼しい状態を保つことで長くキレイな状態を楽しめます。エアコンを活用して涼しくするほか、つけっぱなしが難しければ外出中は冷蔵庫に入れるなどの工夫をするのもよいでしょう。
切り花を長持ちさせるにはエアコンを活用しよう
エアコンは電源を入れてから室温が設定温度になるまでが最も電力を消費するため、こまめに消したりつけたりを繰り返すことでかえって消費電力を大きくし、電気代が高くなってしまう可能性があります。
そのため、短時間の外出のときは電源をつけっぱなしにしておくとよいでしょう。また、夏に切り花をキレイに保つためには部屋を涼しくしておくことが大切です。本記事で紹介した点を踏まえながら、エアコンを効果的に使用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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