更新日: 2023.08.02 子育て
子どもの海外留学や海外旅行、持たせるならデビットカードがいい理由
特に子どもの海外留学、または海外旅行などに持たせるキャッスレス決済の手段として、多くの人に選ばれています。今回は、子どもの海外への留学や旅行に、デビットカードを持たせるメリットや注意点などを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
デビットカードとは
「デビットカード」とは、利用時に、あらかじめひもづけられた金融機関の口座から、利用した分の金額が引き落とされる仕組みのカードです。利用限度額の設定も可能なうえ、金融機関の口座にある金額以上の利用ができない仕組みになっています。
「デビットカード」には、銀行のキャッシュカードに「デビットカード」の役割も付帯させた「J-Debit」と、VISAやJCBなどの国際ブランド付きの2つのタイプに分類できます。
クレジットカードとの違い
クレジットカードが利用分を後払いするのに対し、「デビットカード」は、その場で金融機関の口座から利用分が引き落とされる点で、両者は大きく異なります。そのため、「デビットカード」はクレジットカードのような審査もありません。これらの仕組みから、支払い方法は一括のみとなり、クレジットカードのように分割払いはできません。
電子マネーとの違い
電子マネーは、基本的に、アプリやカードにチャージをする必要がありますが、「デビットカード」は、その手間も不要です。また、原則15歳以上しか持てない、という点も大きな違いです。
デビットカードを子どもの海外留学や海外旅行で持たせるメリット
このように便利な「デビットカード」のメリットを解説します。
使い過ぎを防げる
クレジットカードとは異なり、利用できる最大金額は、ひもづけされている金融機関の口座残高を超えることはありません。そのため、使い過ぎを防げるでしょう。後日、多額の請求が届くようなこともありません。
現地で現金が引き出せる
「デビットカード」は、現地のATMで現金での引き出しが可能です。そのため、現金しか使えない店舗では重宝するでしょう。また、クレジットカードのキャッシングとは異なるため、利息の支払いも不要なうえ、返済も必要ありません。
追加入金も簡単
口座残高が少なくなった場合、日本国内から「デビットカード」とひもづけられた口座への入金により、現地での引き出しや利用が可能となります。送金の手間や時間などが省け、便利といえるでしょう。
補償サービスが付いているものもある
一部の「デビットカード」には、海外旅行にも有用な補償サービスが付帯されています。購入した商品の破損や盗難の際に補償してくれる「ショッピング保険」や、「不正利用補償」、「海外旅行保険」などは、万が一のときに役に立つでしょう。
海外でデビットカードを使用する際の注意点
一方で、海外でデビットカードを利用する際にはデメリットや注意点もあります。ここでは、主なポイントを紹介します。
残高や利用限度額に要注意
「デビットカード」で利用できる金額は、口座残高以内です。また、設定した利用限度額以上は使えません。さらに、1日の利用にも限度額があり、その金額を超えて利用することはできません。海外へ留学や旅行に行く子どもに持たせる際には、不便のないようこの点の確認が必要です。
利用できない店舗もある
国際ブランドの「デビットカード」でも、利用できない店舗は存在しています。また、現金を引き出せるATMが近場にあるとも限りません。留学や旅行への行き先を充分にリサーチしたうえで利用を検討しましょう。
デビットカードなら子どもの海外への留学や旅行でも利便性が高く安心
買い物の際、ひもづけられた金融機関の口座から即座に引き落とされる仕組みのデビットカードは、チャージの手間や使い過ぎの回避が可能なキャッシュレス決済手段です。国際ブランドの「デビットカード」であれば、海外各地でも利用できる場合は多く、子どもの留学や旅行にも役に立つでしょう。
一方で、利用できない店舗がある点などには要注意です。行き先のリサーチを徹底したうえで、決済の一つの方法として持たせるようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー