「都会」vs「田舎」1ヶ月の支出はどれくらいの差がある?

配信日: 2023.08.02

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「都会」vs「田舎」1ヶ月の支出はどれくらいの差がある?
都会に住むか、田舎に住むか。新たな生活を始めるうえでの、究極の選択ともいえます。都会暮らしと田舎暮らしを比較した場合、1ヶ月の支出には、どれくらい違いがあるのでしょうか。
 
本記事では、総務省のデータをもとに比較して、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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都会で必要な1ヶ月の支出額

総務省が2022年に発表した家計調査によると、東京都区部に住んでいる世帯の場合、1ヶ月あたりの支出額は48万6225円となっています。生活に欠かせない水道光熱費や食費、保健医療費といった費用が含まれた、計算結果です。
 

都会に住むおもなメリット

都内に住むメリットとしては、交通インフラが優遇されている点が挙げられます。ほとんどの場所は、電車かバスで移動できるため、自家用車の購入や自動車税、駐車場代などがかかりません。
 
また、新幹線や高速道路といった長距離の移動もしやすいため、休日は遠方へ遊びに行きやすいというメリットがあります。ほかにも、給与相場が、田舎と比較して高いことや、娯楽施設が充実していることなどが挙げられます。
 

都会に住むデメリット

田舎暮らしと比べて、物価が高いことが、都会に住むデメリットのひとつです。飲食店をはじめ、スーパーマーケットなどの商業施設を比較すると、1~2割程度は高い傾向にあります。
 
また家賃相場も、主要駅に近ければ近いほど高騰するため、いくら便利でも、収入が安定しないと、生活は苦しくなるでしょう。
 

田舎で必要な1ヶ月の支出額

次に、田舎での支出額を確認していきましょう。先ほどと同じく、総務省が発表している2022年の家計調査では、都会を代表する東京都区部と比較すると、およそ3万円から12万円ほど差があるようです。
 

田舎に住むおもなメリット

田舎は緑や自然が多く、仕事などでストレスがたまっても、すぐに開放できます。都内のように人ごみもなく、通勤にも苦労しません。休日はお弁当を作って、近くの公園までサイクリングを楽しむのもよいでしょう。
 
また、物価が全体的に安いため、毎月かかる生活費を抑えられる点も、田舎に住むメリットです。
 

田舎に住むデメリット

一方で、田舎では、マイカーが必須というデメリットがあります。地域によって多少の違いはあるものの、隣駅までの距離は、都会と比べると倍近くあり、仕事終わりで気軽に移動することは難しいといえます。加えて、田舎には娯楽施設が少ないため、若者にとっては、退屈に感じてしまうケースも考えられるでしょう。
 
また、地方によっては、季節によって、さまざまな災害に直面することがあります。例えば北海道や東北地方では、冬場の大雪対策が欠かせません。反対に沖縄では、台風の時季を迎える前に、大雨対策が必要になります。各地方で起こりやすい災害は、事前に確認しておきましょう。
 

田舎暮らしの思わぬ落とし穴とは

都会と比べて、車での移動が増える田舎では、ガソリン代が思っていた以上にかかり、生活を圧迫するという落とし穴があります。特に、自宅から会社まで、1時間以上の距離がある場合、夏場や冬場などではエアコンの使用時間も増え、ガソリンの消費量も倍増します。
 
田舎で生活したいけれど、できる限り費用の負担を減らしたいという方は、自家用車にはハイブリッドカーなどを選ぶとよいでしょう。
 

地方移住で大切なポイント

都会から地方へ移住を検討する際には、事前の情報収集が大切です。例えば、自宅や会社から最寄り駅までの距離はどれくらいか、住むエリアの自治会費はどれくらいかなど、細かく確認しておきましょう。
 
そのほかにも、水道やガスといったインフラ関連についても、現在と比較して、大きな差がないか、あらかじめ確認しておくことが大切です。
 

都会と田舎、どちらも違ったよさがある!

都会には、電車やバスといった、交通面が整備されているというメリットがあります。反対に田舎は、自然が多く、通勤時も、人ごみや満員電車といったストレスが少ない点が魅力です。
 
いずれの地域でも、暮らすうえでのメリット・デメリットがありますので、現在の生活パターンに当てはめながら、選ぶことをおすすめします。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 1-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯・勤労者世帯・無職世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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