更新日: 2023.08.03 その他暮らし

【ブレーキパッドの寿命と交換時期】具体的なマイレージと交換費用の目安を紹介

【ブレーキパッドの寿命と交換時期】具体的なマイレージと交換費用の目安を紹介
ブレーキパッドは、車の運転に欠かせない、ブレーキの部品のひとつです。具体的には、どのような役割があるのでしょうか。
 
今回は、ブレーキを踏むと止まる仕組みや、ブレーキパッドを交換するタイミング、交換の費用について、詳しくみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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ブレーキパッドとは?

ブレーキパッドは、車を減速させて止めるために必要な、ブレーキの部品のひとつです。
 
タイヤと連動して回転している、ディスクローターという円盤状の部品があります。ディスクローターを挟みこむような形の部品が、ブレーキパッドです。ブレーキパッドは、2枚でセットになっていて、ディスクローターを両側から挟みこんでいます。
 
ブレーキパッドには、挟んでいるディスクローターの回転を摩擦によって抑えることで、連動しているタイヤの回転を抑えて、そして止めるという重要な役割があります。
 

ブレーキパッドの交換をするタイミングは?

ブレーキパッドは、ディスクローターとの摩擦力を利用する部品です。ブレーキをかけるたびに摩擦で、少しずつすり減っていきます。安全に走行するためには、定期的に点検を行い、新しいブレーキパッドに交換する必要があります。
 
ブレーキパッドは、一般的に、10ミリ程度の厚みがあります。厚みが3ミリ程に減ったら、交換するタイミングといわれています。また、走行距離が3万~5万キロごとに、点検・交換することをおすすめします。
 
ブレーキパッドの厚みチェックは、自力でも可能ですが、タイヤのホイールを外す必要があります。そのうえで、ブレーキキャリパーという部品にある確認用の窓から、ブレーキパッドの厚みをチェックできます。
 

ブレーキパッド交換のサイン

ブレーキを使えば使うほど、ブレーキパッドの減りは早くなります。ブレーキパッドが減ると、パッドウェアインジケーターという金属製の部品とこすれあって「キーキー」というような、ブレーキ鳴きと呼ばれる異音が発生します。
 
ブレーキをかけたときに、異音がしていることに気がついたら、ブレーキパッドを速やかに交換することが必要です。また、ブレーキ警告灯が点灯した場合も、ブレーキパッドが減っている可能性があります。
 
ブレーキパッドがすり減った状態で走行を続けると、摩耗が急激に進みます。ディスクローターの回転を抑えられなくなると、ブレーキをかけても止まらなくなり、大きな事故に発展するおそれがあります。
 
また、すり減ったブレーキパッドを使用すると、ディスクローターに傷がつき、故障につながる可能性もあります。ディスクローターの修理や交換は、少なくない費用がかかりますので、サインを見逃さずに、早めの交換を心がけましょう。
 

ブレーキパッドの交換費用とは?

ブレーキパッドの交換を、ディーラーや店舗に依頼する場合は、ブレーキパッド本体の値段に加えて、作業工賃がかかります。ブレーキパッド本体は、左右両輪のセットで、軽自動車で7000円~、普通車は8000円~が目安であり、作業工賃との合計で、1万5000円程度かかる計算です。
 
大型車やスポーツカー、高級車などは、ブレーキパッドが大きいため、さらに価格が高くなります。
 

ブレーキパッドを長持ちさせる方法とは

急ブレーキをかける回数が多かったり、坂道の走行が多かったりする車のブレーキパッドは、通常よりも早く減ってしまいます。
 
運転をする際は、余裕をもった車間距離を取るように心がけて、スピードの出しすぎや、急ブレーキの使用は、極力避けましょう。坂道を下るときには、エンジンブレーキを使うことで、ブレーキパッドの減りを抑えることができます。
 

ブレーキパッドは適切に交換しよう

ブレーキパッドは、ディスクローターを挟みこんで、摩擦によってタイヤの回転を抑える部品です。車が止まるためには必要不可欠な部品ですが、ブレーキを使うたびに、少しずつすり減っていく消耗品です。
 
すり減った状態で走行し続けることは危険ですので、厚みが減ったと思ったら、速やかに点検・交換を行いましょう。また、急ブレーキを避けて、安全運転を行うことで、ブレーキパッドは長く使い続けられます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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