更新日: 2023.08.03 その他暮らし

【ブレーキパッドの寿命と交換時期】具体的なマイレージと交換費用の目安を紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【ブレーキパッドの寿命と交換時期】具体的なマイレージと交換費用の目安を紹介
ブレーキパッドは、車の運転に欠かせない、ブレーキの部品のひとつです。具体的には、どのような役割があるのでしょうか。
 
今回は、ブレーキを踏むと止まる仕組みや、ブレーキパッドを交換するタイミング、交換の費用について、詳しくみていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

ブレーキパッドとは?

ブレーキパッドは、車を減速させて止めるために必要な、ブレーキの部品のひとつです。
 
タイヤと連動して回転している、ディスクローターという円盤状の部品があります。ディスクローターを挟みこむような形の部品が、ブレーキパッドです。ブレーキパッドは、2枚でセットになっていて、ディスクローターを両側から挟みこんでいます。
 
ブレーキパッドには、挟んでいるディスクローターの回転を摩擦によって抑えることで、連動しているタイヤの回転を抑えて、そして止めるという重要な役割があります。
 

ブレーキパッドの交換をするタイミングは?

ブレーキパッドは、ディスクローターとの摩擦力を利用する部品です。ブレーキをかけるたびに摩擦で、少しずつすり減っていきます。安全に走行するためには、定期的に点検を行い、新しいブレーキパッドに交換する必要があります。
 
ブレーキパッドは、一般的に、10ミリ程度の厚みがあります。厚みが3ミリ程に減ったら、交換するタイミングといわれています。また、走行距離が3万~5万キロごとに、点検・交換することをおすすめします。
 
ブレーキパッドの厚みチェックは、自力でも可能ですが、タイヤのホイールを外す必要があります。そのうえで、ブレーキキャリパーという部品にある確認用の窓から、ブレーキパッドの厚みをチェックできます。
 

ブレーキパッド交換のサイン

ブレーキを使えば使うほど、ブレーキパッドの減りは早くなります。ブレーキパッドが減ると、パッドウェアインジケーターという金属製の部品とこすれあって「キーキー」というような、ブレーキ鳴きと呼ばれる異音が発生します。
 
ブレーキをかけたときに、異音がしていることに気がついたら、ブレーキパッドを速やかに交換することが必要です。また、ブレーキ警告灯が点灯した場合も、ブレーキパッドが減っている可能性があります。
 
ブレーキパッドがすり減った状態で走行を続けると、摩耗が急激に進みます。ディスクローターの回転を抑えられなくなると、ブレーキをかけても止まらなくなり、大きな事故に発展するおそれがあります。
 
また、すり減ったブレーキパッドを使用すると、ディスクローターに傷がつき、故障につながる可能性もあります。ディスクローターの修理や交換は、少なくない費用がかかりますので、サインを見逃さずに、早めの交換を心がけましょう。
 

ブレーキパッドの交換費用とは?

ブレーキパッドの交換を、ディーラーや店舗に依頼する場合は、ブレーキパッド本体の値段に加えて、作業工賃がかかります。ブレーキパッド本体は、左右両輪のセットで、軽自動車で7000円~、普通車は8000円~が目安であり、作業工賃との合計で、1万5000円程度かかる計算です。
 
大型車やスポーツカー、高級車などは、ブレーキパッドが大きいため、さらに価格が高くなります。
 

ブレーキパッドを長持ちさせる方法とは

急ブレーキをかける回数が多かったり、坂道の走行が多かったりする車のブレーキパッドは、通常よりも早く減ってしまいます。
 
運転をする際は、余裕をもった車間距離を取るように心がけて、スピードの出しすぎや、急ブレーキの使用は、極力避けましょう。坂道を下るときには、エンジンブレーキを使うことで、ブレーキパッドの減りを抑えることができます。
 

ブレーキパッドは適切に交換しよう

ブレーキパッドは、ディスクローターを挟みこんで、摩擦によってタイヤの回転を抑える部品です。車が止まるためには必要不可欠な部品ですが、ブレーキを使うたびに、少しずつすり減っていく消耗品です。
 
すり減った状態で走行し続けることは危険ですので、厚みが減ったと思ったら、速やかに点検・交換を行いましょう。また、急ブレーキを避けて、安全運転を行うことで、ブレーキパッドは長く使い続けられます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集