更新日: 2023.08.04 その他暮らし
車の平均使用年数は8年超! 買い替えのベストタイミングはいつ?
本記事では、車の平均使用年数を解説したうえで、買い替えを検討すべき3つのタイミングを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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平均使用年数は8年超! 愛車に長く乗る人が増加
内閣府の消費動向調査によると、2021年の乗用車(新車)の平均使用年数は8.9年です。1998年に実施された同調査では平均6.3年であり、車の使用年数は、約20年で2年ほど長くなっています。
日本自動車工業会の乗用車市場動向調査(2019年度)では、車の買い替えに関して、7割弱の人が「時期は未定」と回答しました。5年以内に買い替えを予定している人は2割未満で、車の保有期間は長期化しています。
車の寿命が延びている背景には、「耐久性の向上」や「ハイブリッド車(HV)の普及」などがあります。そして、性能の向上に伴い、新車価格も上昇しています。
車の買い替えは計画的に!ベストなタイミングとは
車種やグレードによって異なりますが、新車購入には平均200万円ほど必要です。中古車の平均購入費用は約145万円であり、車を買うにはまとまった費用がかかります。
カーローンなどを利用する手段もありますが、金利がかかるため、現金一括購入と比べると支払総額は大きくなります。そのため、車の買い替えは、タイミングを考えて計画的に行いましょう。
ここで、おすすめの3つのタイミングを紹介します。
車に関するコストが増えるとき
車を維持するには、ガソリン代のほか、自動車税・自動車重量税・車検代などさまざまな費用がかかります。また、長く乗っていると、次第に修理費や部品交換といったコストも増えていきます。
コストが増えるタイミングのひとつとして、「新車登録から13年経過」する時期を目安にしましょう。ガソリン車の場合、新車の登録から13年が経過すると、自動車税や自動車重量税が増額されます。10年以上乗り続けている場合は、修理費や税金の負担を考慮し、買い替えを検討してもよいでしょう。
リセールバリューが高いとき
買い替える際に注目したいのは、車のリセールバリューです。リセールバリューとは「再販価値」のことで、リセールバリューが高いほど、買い替えにかかるコストを抑えられます。
一般的に、リセールバリューは新車登録から3年後で50〜60%、5年後で40〜50%であり、年々下がっていきます。車を所有し続けるならば、リセールバリューが下がってしまう前に買い替えましょう。
家族構成・ライフスタイルが変わるとき
出産や引っ越しなど生活環境が変わるタイミングも、買い替えを検討するベストな時期です。
子どもが産まれた場合や、自立した場合など、家族構成の変化に合わせて車のサイズアップ・ダウンを検討しましょう。また、転勤などで居住環境が変われば、車の使用頻度も変化する可能性があります。余計なコストを負担しないためには、ライフスタイルに適した車を選ぶことが大切です。
まとめ
車の耐久性向上などにより、車の保有期間の長期化が進んでいます。しかし、性能の進化に伴い、車本体の価格も上がっているため、計画的に買い替える必要があります。
税金の負担が増える前やリセールバリューが下がる前など、タイミングを見極めて、賢く買い替えましょう。
出典
内閣府「消費動向調査」
国土交通省 平成27年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その2
総務省 自動車税
日本自動車工業会 乗用車市場動向調査
一般社団法人 全国銀行協会
株式会社ファブリカコミュニケーションズ 新車購入に関するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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