片づけの美学149 カバン収納がストレス|解消するための4つのポイント

配信日: 2023.08.07

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片づけの美学149 カバン収納がストレス|解消するための4つのポイント
カバンは、大きさも形もまちまちで、収納しづらいと感じる方が多いアイテムです。
 
・型崩れが心配
・カビやホコリなど保管の状態も気になる
・使いたいときに見つからない
 
など、収納や保管方法でお悩みはさまざま。失敗すると、「もう使えない」状態になってしまうことも。すぐに使える状態で見つけやすい収納方法を探っていきましょう。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

カバンの収納に必要なこと

カバンを収納するためには効率の良い順序があります。
 
一度すべてのカバンを出して、全体を見渡してから作業を始めましょう。目指すは効率的な整理です。短時間でカバンを収納していきましょう。

(1) カバンの分類
(2) カバンの収納スペースの確保
(3) 収納グッズの選択
(4) 見直しの時期へ

では、詳しく見ていきましょう。
 

(1) カバンの分類

まず、持っているカバンを、種類や使用頻度、季節で分類します。

持っている数が多い場合:種類で分類→その後、使用頻度で分類
持っている数が少ない場合:使用頻度で分類

種類で分ける場合、リュックサック、ハンドバッグ、トートバッグ、スーツケースなど、似たような形状やサイズでまとめていきます。
 
使用頻度で分類する場合、

・日常使い
・時々使う
・ほとんど使わない(でも捨てたくない)

以上の3種類くらいで分けます。
 
分類の方法は、持っているカバン量で決めるのがおすすめです。使用頻度で分けると、使いたいカバンが見つけやすいという利点があります。
 
分類の際に、手持ちのカバンの多さに驚いた場合は、数を減らすことも検討しましょう。処分したくない場合は、置き場所を分けるだけでもOK。使いたいカバンを取り出しやすくするだけで、利便性は高まります。
 

(2) カバンの収納スペースの確保

分類ができたら、量やサイズに合わせた収納スペースを確保します。
 
カバンはクローゼットに収納されていることが多いですが、別の場所でももちろんOKです。特に使用頻度や取り出しやすさを考えると、日常づかいのカバンはリビング・玄関付近など取り出す手間の少ない場所のほうがよいことも多いです。
 
使用頻度の低いカバンは、多少取り出しづらい場所でも問題ありません。かばん同士がぶつかったり、力がかかって形が崩れることを考慮して、余裕のあるスペースを確保したいですね。
 

(3) 収納グッズの選択

カバン収納のために、棚・収納ボックス・フックなど便利なアイテムがいろいろと売られています。透明な収納ボックスや衣装ケースを使うと、ひと目で中身が確認できますし、ホコリを防ぐこともできます。
 
ただ、取り出す手間がかかるので、使用頻度の低いカバンや大切に保管したいカバンに適しています。通気が気になる場合、乾燥剤を入れておけば、カビの心配も不要です。型崩れの原因になるので、詰め込みすぎないように収納にしましょう。
 
棚に並べる場合は、正面から見つけられるように横並びにします。カバンが柔らかい場合、型崩れ防止のため、中に紙やビニールを丸めた詰め物を入れましょう。うまく自立しない場合は、ブックエンドやファイルボックスを使ってみるのも手です。
 
フックにかけて収納するのもよいですね。たくさん掛けすぎると、使いたいカバンが見えづらくなってしまうので、ほどほどに。
 

(4) 見直しの時期へ

季節や生活スタイルの変化に応じて、カバン収納も見直していきましょう。
 
気がついたらお気に入りだったカバンが変わっていて、かつての愛用品の出番がなくなっている場合も。カバンに付属しているハンドルやストラップも、必要のない場合は取り外すことでコンパクトに収納できます。
 

カバンは使うモノを身近に

よく使うカバンを身近に置いて、時々のカバンを遠ざける。それだけで、日々のカバン選びや保管が格段に楽になります。
 
カバンの収納に困っている場合は、分けることから始めてみましょう。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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