更新日: 2023.08.12 その他暮らし

夏本番!暑い車内を涼しくする「簡単な」方法とは?

夏本番!暑い車内を涼しくする「簡単な」方法とは?
夏、炎天下に車を駐車していると、すぐに車内温度は上昇してしまいます。屋外に駐車していて、車を運転しようとドアを開けると、中はサウナ状態。とてもじゃないけれど、すぐには運転できないといった経験がある人は、多いのではないでしょうか。
 
この記事では、効率的に車内を涼しくする方法や、駐車時の注意点をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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短時間で車内温度は急上昇

暑さの厳しい夏は、短時間でも、エアコン停止後には、車内の温度が急上昇します。
 
気温35℃の晴れた日に、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が行ったユーザーテストによると、エアコン停止後30分で、車内温度は40℃を超えています。また、4時間のテストの中で、窓開けやサンシェードなどの対策をしていない車のダッシュボードは、最高温度が70℃を優に超える結果となりました。
 
そして熱中症指数(暑さ指数)は、5分で警戒レベルに、15分で危険レベルへと達しています。真夏の車内が、いかに危険であるかが分かります。
 
ペットや小さな子どもが同乗している場合は、少しの停車でも、注意が必要です。
 

暑くなった車内温度を下げる方法

それでは、暑くなってしまった車内の温度を、最も効果的に下げるためには、どのような方法があるのでしょうか。それは、窓を開けて、エアコンを作動させて、走行することです。手順を詳しく解説します。
 

窓を開ける

走行させる前に、車内はとても暑くなっているため、窓をすべて開けて、車内の熱を外へ逃がします。
 
一部の窓を開け、ドアの開け閉めをして、空気圧で熱を外へ逃がす方法もありますが、ドアのヒンジに負担をかけてしまいますので、先に紹介した方法のほうが安全です。
 

エアコンを作動させて走行する

車内の温度が運転できる程度まで下がれば、あとは窓を開けたまま、エアコンをつけて、走行するだけです。ここで注意点が一つ。
 
それは、エアコン機能の外気導入と、内気循環を上手に使用することです。最初は外気導入にして、車内の熱気を外へ逃がします。熱気が逃げたら窓を閉め、内気循環に切り替えて、車内を冷やすということが、最も効率のよい方法です。
 
また、エアコンフィルターが汚れていると、エアコンの利きが悪くなるため、定期的な点検・お手入れが大切です。
 

車内の温度上昇を緩やかにする駐車方法

屋根がついている場所や、地下などの直射日光が当たらない場所に駐車できれば、一番の予防とはなりますが、必ずしも、そういった場所に停められるとは限りません。
 
そうした場合には、どのような方法が効果的かを、ご紹介します。
 

窓を3cm程度開ける

エアコン停止後の密閉された空間では、車内温度は急上昇します。JAFが行ったユーザーテストでは、何も対策を施さなかった車は、最高温度52℃まで達したのに対し、窓を3cm開けた車は45℃と、7℃の違いがありました。少し開けるだけですので、取り組みやすく、誰でも始められます。
 

サンシェードを使う

サンシェードとは、日焼け防止や遮熱・遮光を目的としたもので、フロントガラスに使用します。車内温度の抑制効果は低いものの、ハンドル回りやダッシュボードの温度上昇を抑制するのには、効果的です。
 
前述と同様のテストでは、何も対策を施さなかった車のダッシュボードは、最高温度74℃にまで達したのに対し、サンシェードを使用した場合では、最高温度は52℃までに抑えられました。
 
運転席や助手席は、ダッシュボードの熱さに影響を受けます。ダッシュボードの温度上昇を抑制する方法は、熱中症対策としても大切です。
 

効果が得られなかった方法

JAFが行った暑さ対策テストでは、車に直接水をかける方法は、0.9℃下がっただけで、あまり効果は得られませんでした。
 
しかし炎天下の中で、車中にペットや子どもが取り残されていて、鍵が開けられない状況においては、助けがくるまでの重要な行動となりますので、覚えておいて損はないでしょう。
 

エアコンと走行

夏、屋外に駐車をしていると、急激に車内温度が上がっていきます。
 
暑い車内を涼しくするために、最も効果的な方法は、窓を開けて、外気導入と内気循環を上手に使い分けながら、エアコンを作動させて、走行するという方法です。最も早く効果が得られる方法でもありますので、急いでいる場合には、この方法だけでも十分です。運転中には、安全に十分注意して、この方法を実践してみましょう。
 

出典

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)
真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)

夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?(JAFユーザーテスト)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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