更新日: 2023.08.13 家具・片付け

片づけの美学150 “片づけモチベーション”の高め方とキープするための5つの方法

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学150 “片づけモチベーション”の高め方とキープするための5つの方法
“片づけモチベーション”が高いと、毎日片づけが自然にできるようになるかもしれません。しかし、そのモチベーションはひとりでに湧き上がるものではなく、自分の気持ちを自分で高めてあげなくてはいけません。
 
腰が重くなるのはよくわかりますが、家が片づいていると、とても気持ちよく暮らすことができます。無理なく、つらくならないように“片づけモチベーション”を高めるためのヒントをご紹介します。
 
「片づけをする気になれない」
「片づいた状態をキープできない」
 
とお悩みの方はぜひ試してみてください。自分をうまくコントロールして、高めたモチベーションをキープし続けていきたいですね。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

“片づけモチベーション”を高める5つの設定

“片づけモチベーション”とは、「片づけたい!」という前向きな気持ちのことです。気持ちを高めるために、いくつかの設定をご紹介します。気に入ったものがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

(1) 理想の部屋を想像する
(2) 定期的にお客さんを招く
(3) ごほうびを用意する
(4) 片づけの前後で写真を撮る
(5) 片づけタスクを書き出す

 

■(1) 理想の部屋を想像する

理想の部屋を想像してみましょう。SNSや雑誌であなたの理想の部屋を探してみるのもよいですね。こんな部屋で暮らしたい、という気持ちがあると、「片づけたい」という気持ちが高まりやすくなります。
 
さらに片づけの方向性も決めやすくなります。たとえば、モノが少ない家がかっこいいと感じるなら、まずは持ち物を減らす必要があります。
 
収納テクニック満載の家がステキなら、収納グッズの研究が必要です。理想の部屋ができると、モチベーション向上とともに、「どう片づけるとよいのか」がわかります。
 

■(2) 定期的にお客さんを招く

定期的にお客さんを招く方法もモチベーション維持におすすめです。「片づけは強制されないとやる気になれない!」という方は、人に見られるように予定を段取りしてみましょう。
 
お客さんがくる予定があると、自然と「片づけなきゃ」という気持ちになります。お客さんは自身の友だちでも、家族の友だちでも、誰でもよいと思います。
 
来客が難しい場合は、家族をお客さんに見立ててお出迎え体制をとってもよいでしょう。「この部屋をどう思われるかな?」と想像すると、ちょっと格好つけたい自分が出てきませんか? そんな一面がある方は、ぜひお友だちを招いて、部屋をキレイに片づけましょう。
 

■(3) ごほうびを用意する

片づけをがんばったら、ごほうびが出てくるという自分ルールを作ります。スイーツでもよいし、見たいドラマでもよいでしょう。ワクワクすることのためなら、片づけも頑張れるのではないでしょうか。
 
片づけ中に音楽をかけて、自分の気持ちを高めるのもおすすめです。リズムに合わせて、ハイスピードで作業が進むかもしれませんよ。
 

■(4) 片づけの前後で写真を撮る

片づけの前後で写真を撮って、ビフォー・アフターを見比べてみましょう。結果が分かりやすいのが、最大のメリットです。
 
個人で楽しむのもよいですし、SNSに載せるのも面白そうですよね。ちょっとゴチャゴチャしてきたら、スッキリ写真を見て、また行動してみましょう。
 

■(5) 片づけタスクを書き出す

片づけタスクを書き出すと、片づけたい場所がはっきり分かるのがメリットです。片づけを効率的に進めるためのテクニックですが、モチベーション維持にも役立ちます。
 
タスクが消えていくことを気持ちよく感じるなど、1つずつ物事を進めていくのが好きな方におすすめの方法です。
 

“片づけモチベーション”は結果が出やすい

片づけは、行動すれば、効果をすぐに実感できます。やればやるほど結果がでるので、一度モチベーションが上がれば、もう行動するのみ。気持ちの良い部屋でずっと快適に過ごしたいですね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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