更新日: 2023.08.14 その他暮らし
帰省時に子どもが「お盆玉」をもらいました。お返しなどは必要ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
お盆玉とは?
お盆玉という言葉が使われるようになったのは、山梨県に本社を置く紙製品の会社が始めたのがきっかけと言われています。
日本には、お正月に子どもを中心としてお年玉をもらう習慣が古くからありますが、お盆玉もお年玉と同様、親や祖父母、おじ・おばといった親戚からもらうお小遣いのことです。お盆玉という言葉自体は新しいものですが、お盆の帰省時に子どもがお小遣いをもらう風習は昔からあるようです。
地域や家庭によっても違いはありますが、子どもの頃にお盆の時期に帰省して、祖父母や親戚からお小遣いをもらったことがある人もいるのではないでしょうか。最近はそういったお小遣いを「お盆玉」と書かれたポチ袋に入れて渡す人も増えているようで、意味合いとしては、お年玉の夏バージョンといったところでしょう。
お盆玉をもらったときのお返しは?
子どもがお盆玉をもらっても、お年玉と同じでお返しをする必要はありません。お祝いなどとは違うので、基本的にお返しは不要です。ただし、お盆玉をくれた人にも子どもがいる場合は、相手の子どもに対してお盆玉を渡すとよいでしょう。
お盆玉は、どこで誰からもらうかはわかりません。子どものいる人からもらったときにすぐに返せるよう、お盆玉の袋を用意しておくと安心できます。
郵便局やコンビニ、文具店など、お盆玉用ののし袋・ポチ袋を扱うところは増えています。毎年さまざまなデザインのものが出ているので、帰省前に買っておくのもいいでしょう。渡すときの相場についても、お年玉と同じ感覚で考えるのが一般的のようです。
お礼がしたいときは負担にならないものを
目上の人から子どもに対してお盆玉をもらったときは、気を遣い過ぎるほうが失礼になることもあります。普段はなかなか会えないために、お小遣いを渡したい親や祖父母もいます。お返しをするほうが気を使わせてしまうこともあるので、言葉でお礼を伝えるだけでも問題ありません。
基本的にお返しは不要といっても、たくさんもらった場合は気にしてしまうものです。金額が多くどうしてももらいっぱなしが気になるときは、負担にならない程度で何かお礼をするのもいいでしょう。堅苦しく考えることはなく、普段使ってもらえそうな雑貨やお菓子などお土産程度のもので十分です。子どもの写真を添えたお礼状やメールなどでも失礼になることはありません。
お盆玉は基本的にお返し不要
お盆玉はお小遣いとしてもらうもので、お年玉同様、基本的にお返しは要りません。子どもがもらったときは、言葉でお礼を伝えるだけで十分です。孫に会えることを楽しみにしている祖父母も多いので、気を遣うほうが失礼になることもあります。ただ、子どもがいる人からもらったときは、相手の子どもにもお盆玉を渡せるように準備しておくといいでしょう。
出典
株式会社マルアイ 『お盆玉』2023年版を発売します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー