子どもの「大学進学」が近づき、お金が心配です…どのくらい計画的に貯金しておいたらよいですか?

配信日: 2023.08.17

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子どもの「大学進学」が近づき、お金が心配です…どのくらい計画的に貯金しておいたらよいですか?
子育て中に、大きな負担となるのが、進学時にかかる学費です。まとまったお金が必要になるため、事前に準備しなければなりません。
 
そこで今回は、大学進学にかかる費用を、賢くためるコツをご紹介します。計画的な貯蓄を始めるためにも大切な情報ですので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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大学卒業までにかかる教育費の合計

文部科学省の調べによると、大学卒業までにかかる教育費の平均は、全て国公立の場合で約800万円、全て私立だと、約2200万円といわれています。
 
上記の費用のなかには、学校教育費や通学費、給食費および課外活動費などが含まれます。また、内閣府の教育費負担に関する指標調査では、子育ての不安要因として最も多かった回答は「経済的負担の増加(70.9%)」でした。
 
国公立と私立の、どちらの学校に進学するかによっても、教育費は大きく変わるため、将来の教育費負担に対して、不安を抱く人は多いでしょう。
 

大学への進学にはいくら必要?

前記でご紹介した教育費のなかでも、大学への進学には、より多くのお金がかかるとされています。
 
実際に、内閣府の指標調査において、「子育てにかかる経済的な負担として大きいと思われることは何か」という質問に対して、「学校教育費(大学・短大・専門学校など)」と回答した人が55.6%で、最も多い結果となりました。
 
文部科学省の調べによると、大学への進学に必要なお金は、下記のとおりです。


・国公立大学:262万6400円
・私立大学:526万7200円

私立大学は、国公立大学に比べて、2倍近くのお金がかかることが分かります。
 

大学への進学費用軽減 高等教育の修学支援新制度

大学進学にかかる費用を見ると、「払えるか不安」と感じる人もいるでしょう。その場合は、国で支援している「高等教育の修学支援新制度」を活用することで、経済的負担を軽減できます。
 
「高等教育の修学支援新制度」で受けられる支援は、以下のとおりです。


・授業料や入学金の免除または減額
・給付型奨学金の支給

支援の対象になるには、「世帯収入や資産の要件を満たしている」「学ぶ意欲がある学生であること」という条件を満たす必要があります。支給額は、世帯収入や、進学先の学校などによって異なります。興味のある人は、文部科学省の公式サイトをご確認ください。
 

大学への進学費用を賢くためるコツ

大学進学には、まとまったお金が必要になるため、計画的に貯金しておくことが大切です。この章では、進学費用を賢くためるコツをご紹介します。


・定期預金や積立預金を活用する
・学資保険に加入する
・資産運用でお金を殖やす

計画的に貯金をするには、定期預金や積立預金を活用して、毎月、一定額をためることです。月の収入から貯金に回すことが難しいという人は、児童手当などの支援金を、貯金に回すとよいでしょう。
 
ほかには、万が一のときのために、学資保険に加入したり、投資信託や株式を購入して資産を運用したりすることも、方法の一つです。
 
なお、ソニー生命の調査によると、高校生以下の子どもや、予備校生・浪人生を持つ親が、子どもの進学のために支出している金額の平均は、月に1万4189円というデータが出ています。
 

大学進学にはまとまったお金が必要! 計画的に貯金しよう

子どもがいる家庭では、教育費として、大きなお金が必要になります。いきなりまとまったお金を準備することは難しいため、早いうちから、計画的に貯金しておくことが大切です。
 
自分たちの経済状況や、子どもの人数などから、将来いくら必要なのかを計算してみましょう。
 

出典

文部科学省 中央教育審議会 生涯学習分科会(第69回) 配付資料 資料5-2 教育投資参考資料(2) 2. 教育費負担
内閣府 平成24年度「子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査」
文部科学省 高等教育の修学支援新制度
ソニー生命保険株式会社 ニュースリリース(2020年度) 子どもの教育資金に関する調査2021
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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