「スマホでネット送金」は便利で手軽!? メリット・デメリットは?
配信日: 2023.08.20
この記事では、従来の銀行振り込みやATM利用とは異なる、この新しい送金方法について、その基本的知識、及びメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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スマートフォンを使ったネット送金とは?
スマートフォンを利用したネット送金とは、インターネットを通じて資金を移動させるサービスのことです。具体的には、専用アプリやウェブサイトを通じて、所定の手続きを行うことで送金や、受け取りが可能となります。スマートフォンの画面上で操作が完結するので、場所や時間に関係なく取り引きを行うことができるのです。
つまり、銀行やATMなどの物理的な店舗に足を運ばなくても、気軽に資金のやり取りをすることが可能となります。
多くのサービスでは、事前にアカウントを作成し、自身の銀行口座情報やクレジットカード情報を登録することで、送金や受け取りの準備が整います。場合によっては免許書などの公的書類を求められるケースもありますが、全く必要がないサービスもあります。その上で、送金先の情報を登録すれば、同じ相手先へ、繰り返し送金も簡単です。
加えて、近年はQRコードを使った送金も人気を集めています。また、中には相手の本名を知らなくても送金できるサービスもあります。さらにスマートフォン同士をかざすだけで瞬時に送金が完了するサービスなど、さまざまなメリットがあります。
スマートフォンを使ったネット送金のメリット
まず、最も大きなメリットとして「利便性」が挙げられます。場所や時間に縛られることなく、いつでもどこでも送金や受け取りができるため、忙しい人にとっては大変、便利です。さらに、窓口やATMの混雑を気にすることなく、ストレスフリーに取り引きができます。
次に、「手数料の削減」も大きなメリットです。従来の銀行振り込みと比べて、低い手数料で取り引きができるサービスが多く、これがユーザーにとっての大きな魅力となっています。
また、定期的な送金や、特定の条件下での送金では、手数料が無料となるサービスも存在します。さらに、瞬時に送金や受け取りの確認ができる「リアルタイム性」も重要なポイントです。双方の確認作業が迅速に行えます。
メリットがあればデメリットもあるネット送金
大きなメリットがある一方で、デメリットにも目を向ける必要があります。まず、「セキュリティの懸念」が考えられます。ネット上での取り引きなので、サイバー攻撃のリスクから逃れられません。特に、アカウントの不正利用や、情報の流出が懸念されるため、常に最新のセキュリティ対策をとる必要があります。
次に、全ての人が利用できるわけではない「利用制限」もデメリットの一つです。年齢制限や、国外送金の制約、取り引き限度額など、サービスによっては充分に利用できないケースも考えられます。また、そもそも、相手先もアプリの操作ができることや、ネット環境が整っているかどうかも重要です。そのため、自身や相手方のニーズや状況に合わせてサービスを選ぶ必要があります。
最後に、ネット接続が必要なこともデメリットになる場合があります。接続環境が不安定な場所では、送金や受け取りがスムーズに行えないことも考えられるからです。そのため、ネット環境に左右されてしまう点もデメリットといえるかもしれません。
ネット送金はメリットとデメリットを正しく理解した活用を
スマートフォンを活用したネット送金は、その利便性や低コストなどのメリットにより、多くの人々に周知し始めています。しかし、セキュリティの問題や利用制限などのデメリットも存在します。これらのメリットとデメリットを踏まえながら、適切にサービスを利用することが求められます。また、常に最新のセキュリティ対策をとることも忘れないようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー