更新日: 2023.08.22 その他暮らし

【実録】断捨離で「傘10本」「掃除機2台」「炊飯器2つ」を発見! 筆者が感じた「無駄買い」の恐怖とは

【実録】断捨離で「傘10本」「掃除機2台」「炊飯器2つ」を発見! 筆者が感じた「無駄買い」の恐怖とは
わが家は今年、徹底的に断捨離をしています。その過程でたくさんの物を処分しましたが、中には「なぜこんなに持っていたの!?」と自身でも驚くほど無駄なものがありました。なぜ、気がつくと不要なものまで集まってしまうのでしょうか。体験談をもとにお伝えします。
FINANCIAL FIELD編集部

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断捨離して分かった「無駄」なもの

表題の通り、断捨離した結果、わが家には「無駄」なものがたくさんあることが分かりました。傘はなんと私1人の分だけで6本(洋傘2本、折り畳み傘2本、日傘2本)、夫の分は4本(洋傘2本、折り畳み傘2本)、夫婦で合計10本もの傘を所持していたのです。
 
掃除機はサイクロン型とスティック型の2台。一方は人から譲り受けたものです。炊飯器は3合炊きから5合炊きに買い替えた際、捨てずにしまい込んでいました。炊飯が間に合わないときや副菜を料理するときに古い3合炊きを使おうと思っていましたが、しまい込むと取り出すのが面倒で、結局使用していませんでした。
 
そのほかに、家の中にあった不要なものは以下の通りです。

●パソコンの外付けハードディスク2個
●ブックカバー6種類
●ブックマーク(しおり)10個以上
●マスキングテープ、シール複数
●封筒と便せん7種類
●床用掃除道具3本

こんなにも不要な物が集まってしまった理由は以下の通りです。

●好きで集めていた
●人からいただいた
●もったいなくて捨てられなかった
●複数あれば使い分けができて便利だと考えていた

 

傘の所持数は平均4.2本、値段は1500円

図表1

ウェザーニュース 傘調査2022 より抜粋
 
図表2

ウェザーニュース 傘調査2022
 
ウェザーニュースが行った調査によると、傘の所持数は全国平均で4.2本、傘1本の値段の中央値は1500円です。
 
つまり、「普段使っていない傘」を平均で3本持っていて、1本1500円とすると4500円の「無駄買い」をしていることになります。わが家の場合は夫婦2人で不要な傘が8本あったため、1万2000円もの浪費をしていたことになります。
 

「つい買ってしまう」物ほど捨てられない?

皆さんには「つい買ってしまうもの」があるでしょうか。私は読書が趣味なので、ブックカバー、ブックマーク(しおり)がたくさん家にありました。一つひとつの使用頻度は低いのに、好きで集めたものだから捨てられず、家にあると分かっていても買ってしまう、ということの繰り返しです。お笑いコンビ「ミルクボーイ」さんのつかみネタ「こんなん、なんぼあってもいいですからね」の精神です。
 
思えば、「無駄買い」で家に集まってきた「捨てられない」ものの多くは、「こんなん、なんぼあってもいいですからね」という気持ちで居座らせていたのです。ミルクボーイさんのセリフは人から物をもらったときに発せられますが、私は物を買うときに心の中で発していました。でも、やはりなんぼあっても使わなければ無駄で、お金が出ていくばかりです。
 

無料の物でも使わないなら「無駄」になる

買ったわけではなくても、家に重複している「使わないもの」はありませんか。わが家の例でいうと以下のようなものです。

●お礼品のスポンジ
●ホテルでもらった歯ブラシ
●化粧品の試供品

これらはお金を無駄にしてはいませんが、場所を無駄にしていました。思い切って捨てても何も支障は無く、整理整頓されてスッキリした場所を眺めるのは気持ちが良かったです。
 

捨てるつもりにならないと「無駄」は分からない

冒頭の「傘10本」は、断捨離しようと決意して家中を片付けていたら出てきたものです。家中を片付けなければ10本もあることに気付きませんでしたし、捨てるつもりでいなければ「無駄」だと思ってもいませんでした。
 
以前の私なら、「長い傘が2本あるけど、気分で使い分ければいいか。日傘も2本あるけどそれも使い分けよう」と考え、無駄だなんて思わなかったことでしょう。しかし、お金に換算し夫婦で1万2000円もの浪費をしたことが分かれば、たかが傘、されど傘です。
 
今回の断捨離で気付いたことは、まず家の中に無駄なものがどれだけあるかを知ることが大事だということです。いくらの損をしていたか金額に換算することで、買い物する際に「これは本当に必要か。無駄にならないか」と自問自答するようになりました。
 
今ある無駄なものを思い切って手放すことで、「無駄買い」は減らせるのではないでしょうか。
 

出典

ウェザーニュース 傘調査2022
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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