大手銀行とネット銀行は使い分けたほうがいい? 賢い使い分け方法は?
配信日: 2023.08.22
これらの銀行にはそれぞれ特色があり、消費者の生活スタイルやニーズに応じて使い分けることが求められるといえるでしょう。この記事では、大手銀行とネット銀行の特徴と賢い使い分けのポイントについて考察していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
大手銀行とネット銀行の違いは?
大手銀行とネット銀行は異なる特徴を持っています。これらの違いを理解することで、それぞれの特性を活かした利用が可能となるでしょう。
大手銀行の特徴
伝統的な銀行業務を提供しており、実店舗や対面の窓口を持っています。営業時間は主に平日9時から15時となっており、ATMの利用については、銀行により差がありますが、時間外利用手数料が高くなる場合もあるようです。紙の通帳を提供しているところもありますが、最近はその有料化が進んできており、Web通帳の利用も増えています。
通帳がないWeb専用口座や、専用アプリを用意している銀行もあります。金利は一般的にネット銀行に比べて低いことが多く、手数料も高めです。
ネット銀行の特徴
店舗や対面の窓口が存在しないのが特徴です。その代わり、24時間365日利用可能なシステムを持っており、スマートフォンやパソコンからの操作が中心となります。ATMはネット銀行独自のものは少ないですが、コンビニや提携銀行のATMを利用することができます。
さらに、駅などの日常生活で利用する動線上に設置されたATMが、手数料無料で利用できる銀行もあります。基本的に紙の通帳は提供されませんが、オンライン上での残高確認や、取引履歴の閲覧はスマートフォンなどから行えます。また、比較的、大手銀行より金利が高い場合もあり、手数料が安い傾向にあります。
賢い使い分けのポイント
それぞれの銀行の特性を理解した上で、賢い使い分けのポイントについて考えてみましょう。
日常の取り引きと貯蓄で使い分け
大手銀行は、日常生活の取り引きに向いています。給与の振込口座や生活費の管理口座として利用するのが一般的です。一方、ネット銀行は金利が高い場合もあるため、貯蓄用の口座として使うのもよいでしょう。
時間と場所の制約を受けない取り引きならネット銀行が便利
忙しい方や夜間や週末の取り引きを頻繁に行う方は、ネット銀行の24時間365日のサービスを活用するとよいでしょう。
対面でのサービスや相談が必要な場合は大手銀行へ
大きな金額の取り引きや、住宅ローンの相談など、対面でのサービスやアドバイスが求められる場合は、大手銀行を利用することをおすすめします。
手数料を節約するならネット銀行が有利
ネット銀行は、一定の回数までのATM利用や振り込みが無料の場合が多いので、計画的に利用することで手数料を節約することができます。
自分の生活スタイルに合った銀行を選ぼう
大手銀行やネット銀行には、ここで紹介したような違いがあります。また、大手銀行もアプリの提供や、契約内容によっては、手数料が無料になるなど、銀行ごとにさまざまなサービスを提供しています。
まずは、自分のライフスタイルにあったお金の使い方を見定めて、それにあった銀行を選んでいくのがよいでしょう。大手銀行とネット銀行と、両方の口座を持っておき、賢く使い分けるのもおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー