更新日: 2023.08.22 その他暮らし

「急成長」するeスポーツ市場。国内外の代表的な大会と賞金を紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「急成長」するeスポーツ市場。国内外の代表的な大会と賞金を紹介
eスポーツは、今や世界中に認知され、数多くの大会も開催されている、新ジャンルのスポーツです。オンラインで、世界中のプレーヤーと競うことができて、年齢・性別なども関係なく行えることが特徴です。
 
このeスポーツは、どのようなものなのか、どのような大会が行われているのかについて、紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

eスポーツの定義や歴史

eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略であり、コンピューターゲームを用いて競技を行う、新しいジャンルのスポーツです。プレーヤーは、個人もしくはチームで競技を行います。
 
さらにeスポーツは、一般的なスポーツと同じように、イベントや大会で賞金を獲得したり、プロとして活動して、スポンサーシップや広告収益を得ていたりするプレーヤーも、数多く存在します。イベントや大会は、ライブストリーミングなどで多くの観客が視聴できるため、現在注目のエンターテインメントです。
 
eスポーツは、1980年代頃のコンピューターゲームが普及した頃から存在していました。認知が高まってきたのは2000年代で、eスポーツという名称が広まったことで、人々からの注目が集まったことがきっかけです。
 
その後、国内外でさまざまな大会が開催され、日本でも「一般社団法人日本eスポーツ連盟」が設立されて、人気も拡大しました。さらに、2020年代に入ると、コロナ禍により多くのイベントが中止となるなか、国内外のどこにいても、オンラインで参加可能なeスポーツが、いっそう注目されたのです。
 

eスポーツのジャンル

eスポーツにはさまざまなジャンルがあり、そのなかでも、主なジャンルとされている、三つのジャンルを紹介します。
 
一つめのFPS(ファーストパーソン・シューター)は、キャラクター目線で操作を行うシューティングゲームです。その場に自分がいるかのような臨場感が味わえるこのゲームは、チーム戦を行うことがあるため、戦略やチームワークが、勝敗においては重要といわれています。
 
次に、MOBA(マルチプレーヤー・オンライン・バトル・アリーナ)は、リアルタイムで、複数名のプレーヤーが仲間と協力して、敵陣を攻め合うゲームです。チームワークがカギとなる集団戦を用いたり、相手チームとの駆け引きをうまく使ったりして攻め合います。
 
そして三つめは、スポーツ系とジャンル分けされている、サッカーや野球、ゴルフなどのゲームです。なじみのあるスポーツですので、誰でも参加しやすいだけでなく、観客としても、よりスポーツ観戦感覚で楽しめます。このほかにも、決まったジャンルに当てはまらない新しいゲームが日々、誕生し続けています。
 

国内のeスポーツ大会

国内で最も大きな大会といわれているのが「RAGE(レイジ)」です。過去の大会では、人気ゲームでもある「ウイニングイレブン」「シャドウバース」「モンスターストライク」などが行われています。2022年秋の大会では、優勝者の賞金は1000万円でした。
 
このほかにも、国内にはさまざまな大会がありますが、国内の高校生が参加可能な「全国高校eスポーツ選手権」という大会も、日本では開催されています。この大会に賞金はありませんが、作品・部門ごとに優勝者を決めます。
 

国外のeスポーツ大会

eスポーツのオリンピックともいわれる代表的な大会は「WCG(World Cyber Games)」です。この大会では、開会式と閉会式が行われ、ジャンル・作品ごとに競われます。オンラインで観戦可能ですが、会場での観戦も可能です。
 
賞金額が高額であることも、国外大会の特徴ですが、世界的に人気のゲーム「フォートナイト」の大会「Fortnite World Cup」の2019年大会では、優勝賞金が総額3000万ドル(約33億円)でした。ソロ決勝戦のライブストリーム配信では、最大で230万人が世界中から勝敗を見守りました。
 

eスポーツの将来性

現在もeスポーツは、若者を中心に、世界中で急速に成長しています。スポンサーの投資などにより広告収益が増加することで、認知や人気も拡大が見込まれます。さらに、多くの学校でeスポーツを教育の場にとり入れており、プロのeスポーツプレーヤーを育成する学校も人気です。
 
また、オリンピックを運営している国際オリンピック委員会(IOC)も、2023年6月に「オリンピックeスポーツウイーク」を開催しました。ゲームは娯楽にとどまることなく、世界中をつなぐ新たなスポーツのジャンルとして、今後も目が離せません。
 

出典

一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト eスポーツとは
Epic Games, Inc. Fortnite Fortnite World Cup | 史上最高のトーナメント
国際オリンピック委員会 IOC オリンピックeスポーツウイーク
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集