更新日: 2023.08.25 その他暮らし

「マイボトル」「マイバッグ」の持参は、実際お得なの?節約になる日常的なSDGsの取り組み

「マイボトル」「マイバッグ」の持参は、実際お得なの?節約になる日常的なSDGsの取り組み
日本では、多くの企業が、SDGs(エス・ディー・ジーズ:持続可能な開発目標)の達成に向けて取り組みを行っていますが、実は個人でも、達成に向けてできることがあります。
 
また、SDGsにつながる個人の取り組みは、節約にもつながる行いが多いため、家庭にも優しく、実行しやすいことが特徴です。当記事では、個人が実行できて、かつ節約になる、SDGs達成に向けての行動を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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節約になる日常的なSDGsの取り組み8選

SDGsとは、2001年に策定されたミレニアム開発目標の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な開発目標です。2030年までに、貧困や差別、人権、環境などの問題を解決して、誰もが住みやすい世界を作ることを目標としています。
 
地球上の誰一人取り残さずに、持続可能な環境をつくることを目標としているSDGsですが、個人で実行する場合は、取り組みやすい行動でなければ、多くの人が実践できません。今回は実行しやすく、節約にもなる取り組みを8パターン紹介します。まずは、ちょっとしたことから始めて継続化を図り、SDGsの達成に貢献しましょう。
 

職場へマイボトルの持参

ペットボトルの使用を控えるために、職場へマイボトルを持参しましょう。500~600mlの水は、コンビニだと108円ほどで販売されていることが多く、毎日1本購入していた場合、月に3240円ほどの出費になります。マイボトルを持参することで、ペットボトル飲料水の購入機会が減り、節約にもつながるでしょう。
 
ペットボトルの使用は、プラスチックごみを発生させる原因になります。プラスチックごみが適切に処理されずに、環境中に流出してしまうことで、海洋プラスチック問題が発生します。海に漂うプラスチック製品を、魚類や海洋哺乳動物、海鳥、ウミガメなどが誤って摂取することで、傷ついたり死んでしまったりしています。
 
海の生態系に悪影響を及ぼさないためにも、プラスチックごみを減らす取り組みとして、マイボトルの持参に取り組みましょう。
 

買い物時はマイバッグを持参

レジ袋の使用を控えるため、買い物時にはマイバッグを持参しましょう。日本では、2020年7月1日から、レジ袋の有料化がスタートしています。スーパーやコンビニ、ホームセンターなどでは、レジ袋が約3~5円で販売されており、食品や生活用品の購入で週5回ほど利用すると、年間で780~1300円ほどの出費です。
 
マイバッグの利用は、レジ袋代の節約になるとともに、上記でも解説した、海洋プラスチック問題の改善にもつながる行動のため、積極的に取り組みましょう。
 

生鮮食品や残り物は冷凍する

多めに食品を購入したとき、腐らせて廃棄しないように、早めの冷凍保存を心がけましょう。フードロスを減らすことは、SDGsの目標12の達成に貢献できます。また、冷凍保存によって廃棄を減らすことで、無駄な食品の購入を防げるため、節約にもつながります。
 

訳あり食品を購入する

訳あり食品や、賞味期限が近い値引き食品を購入することで、食品ロスを減らしましょう。見た目がきれいな食品のほうがいいとか、賞味期限が長いほうが安心などの理由により、これらの食品購入を避けることで、食品ロスが増えてしまいます。
 
訳あり食品は、見た目に問題があっても、味や品質には問題ないものがほとんどです。こうした訳あり食品や、賞味期限が近い食品は、通常価格よりも安く売られている場合が多いため、節約にもつながります。
 

使用していない電化製品の電源を切る

家庭の消費電力量を抑えるために、使用していない電化製品の電源は抜くとか、使用頻度の少ない電化製品の電源は切るようにしましょう。また、できるだけ日中は照明をつけず、つけるときも、部屋にいないときは、こまめに消すことをおすすめします。テレビも同様に、なんとなくつけっぱなしにするのではなく、観ていないときは電源を切りましょう。
 
消費電力を抑える行動は、電気代の節約にもつながります。
 

環境に配慮したSDGsに取り組むと節約もできる

持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みは、企業だけではなく、個人でもできる行動が多くあります。また、日常的にとり入れやすい行動で、かつ節約になり、家庭にも優しい取り組みが多くあるため、今日からでも、行動に移すことが可能です。
 
SDGsの達成と節約の、両方をあわせもった取り組みを把握して、積極的に進めていきましょう。

出典

外務省 SDGsとは?

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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