更新日: 2023.08.28 その他暮らし

朝イチ・退勤後の缶コーヒーがちょっとしたご褒美!毎日飲んだら総額いくらになるのか検証してみた

朝イチ・退勤後の缶コーヒーがちょっとしたご褒美!毎日飲んだら総額いくらになるのか検証してみた
出勤前の目覚ましに、あるいは退勤後のちょっとしたご褒美として、自動販売機の缶コーヒーを飲む方もいらっしゃるでしょう。自販機で購入する場合は、スーパーで購入するよりも、割高になってしまうことがほとんどです。
 
しかし、お店に立ち寄らずに済む便利さから、なんとなく、買い続けている方もいらっしゃるかもしれません。
 
今回は、実際に現役時代に、自販機で缶コーヒーを飲み続けた場合の総額と、節約するとお得になる金額について、ご紹介します。どれくらい割高になるのかを確認して、このまま自販機の缶コーヒーを飲み続けるか、代替案を取るべきかを判断する際に、お役立てください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

もし出勤日に1日1本の缶コーヒーを飲んだら、総額いくらになる?

大学を卒業した23歳から60歳を迎えるまで、1日1本、自販機で140円の缶コーヒーを飲み続けたと仮定しましょう。1年の出勤日を250日とすると、現役時代に飲む缶コーヒーの総額は140円×250日×38年で、133万円。なんと、総額100万円を超える出費になります。
 
とはいえ、1日1本で済まない場合もあるでしょう。
 
もし「金曜日は部下へ1本コーヒーをおごって、ふたりで飲みながら、分からないことをヒアリングする時間を設ける」「週に2回、プラス1本飲む日がある」などのイレギュラーがあった場合は、支出はどう変わるのでしょうか。
 
社員3年目(26歳)以降、教育係としての役割を担い、そのように支出が増えたとすると、以下のような計算になります。

<イレギュラーを含めた支出額>

●部下へおごる場合:140円×4週×12ヶ月×35年=23万5200円プラス
●週に2回、プラス1本飲む日がある場合:140円×2日×4週×12ヶ月×35年=47万400円プラス

つまり、部下へおごれば、総額156万5200円、週に2回、プラス1本飲む日があれば、総額180万400円という計算になります。場合によっては、車を購入できるくらいの金額になるのです。
 

コーヒー絶ちはしたくない! そんなときの節約方法

手間をかけずに缶コーヒーを飲める自販機は便利なものの、総額をみると、ちゅうちょしてしまう方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、ちょっとしたご褒美をなくすことは避けたい……そのような場合は、基本的ですが、以下の節約方法が効果的です。

<缶コーヒー代の節約方法>

●スーパーで、6本パックやケースでまとめ買いをして、職場や家で、冷やして飲む
●ペットボトルのコーヒーを、自宅でコーヒーボトルに入れて、職場に持って行く

スーパーで購入する場合、缶コーヒー6本パックは400円ほどで、30缶入りのケースは2000円ほど(※いずれも1缶あたり67円程度)で購入できます。
 
缶コーヒーの持ち運びに手間がかかったり、その日の気分でコーヒーを選ぶ楽しみが制限されたりはするものの、大幅なコストカットが可能です。自販機で買う140円の缶コーヒーから、まとめ買いに変更することで、下記のように、金銭的な負担が抑えられるでしょう。

<スーパーでまとめ買いした場合の節約効果>

●67円×250日×38年=63万6500円(69万3500円ダウン)

また、自宅でコーヒーをいれる方や、ペットボトルのコーヒーを常備している方ならば、コーヒーボトルを活用することをおすすめします。コーヒーボトルは、400~500ミリリットル入るタイプならば、2000円程度で購入が可能です。
 
900ミリリットルのペットボトルコーヒーをケース(12本入り1020円ほど)で購入して、コーヒーボトルへ入れて持って行くと仮定すると、以下の節約効果が期待できます。

<コーヒーボトルを使う場合の節約効果>

●缶コーヒー1缶=190ミリリットルほど。
●ペットボトル1本=85円
●190ミリリットル×250日×38年÷900ミリリットル=ペットボトル約2006本
●2006本×85円+2000円(コーヒーボトル代)=17万2510円(115万7490円ダウン)

 

重視したいポイントにあわせてコーヒーライフを楽しもう

自販機の缶コーヒーを購入し続けると、大きな出費になることが分かりました。とはいえ、よく冷えていて、手軽に飲めて、洗い物もしなくてよい自販機の缶コーヒーには、やはり大きな魅力があります。
 
「手間がかからないほうを選ぶ」「コストパフォーマンスを重視する」「併用していいとこどりをしていく」など、重視したいポイントにあわせてコーヒーライフを楽しみましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集