更新日: 2023.08.28 その他暮らし

太陽光発電で毎月の「電気代」はいくら安くなる?導入のハードルは、高くないって本当?

太陽光発電で毎月の「電気代」はいくら安くなる?導入のハードルは、高くないって本当?
暑い時期に心配になるのが電気代です。電力会社によっては、夜に電気代がお得になるプランを提供しているところもありますが、「夜に洗濯や掃除をするのは気が引けるし、昼間こそエアコンを使いたい」と考える人もいらっしゃるでしょう。
 
そこで注目したいのが、「太陽光発電システム」です。昼間に太陽光で電気を作り、それを自宅で使用することによって、その分の電気代を削減できます。
 
本記事では、太陽光発電システムの仕組みや、どれほど電気代を削減できるのかをまとめました。さらに、太陽光発電システムを導入することで利用できる補助金制度もご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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太陽光発電システムとは?

太陽光発電システムとは、再生可能エネルギーとして注目されている発電方法のひとつです。太陽の光エネルギーを太陽電池(半導体素子)に集めて電気に変換することで、自宅の電気を賄えます。
 
その分の電気を電力会社から買う必要がなくなり、毎月の電気代の削減につながります。さらに、蓄電池をセットで導入すると余った電気をためておけるため、夜間の使用だけでなく、災害による停電時にも安心です。
 
また、太陽光発電システムを導入することで10年間「FIT制度」が適用となり、発電されて余った電気を電力会社が買い取ってくれます。そのため、余剰電力量に応じて収入を得ることが可能です。
 
環境省の調査によると、令和2年時点で太陽光発電システムを導入している世帯の割合は、全国で6.9%とのことです。さらに2016年以降に建てられた戸建て住宅のうち、30.6%もの世帯が太陽光発電システムを導入していることが分かりました。
 

太陽光発電システム導入で年に5万円ほどの電気代削減に

実際に、どれだけの電気代がお得になるのかを見てみましょう。
 
とある太陽光発電システムを使用した家庭では、年間で5万3487円の電気代を節約できたといいます。その内訳は以下のとおりです。
 
【太陽光未設置】
支払うはずだった電気代:25万1013円
 
【太陽光設置時】
・実質支払う電気代(売電収入を加味した金額):13万8894円
・利用料:5万8632円
合計で19万7526円
 
上記費用の差を見てみると、年間で5万3487円の電気代が節約できることが分かります。
 

太陽光発電システムを導入することで申請できる補助金制度

太陽光発電システムで毎月の電気代を減らせることは分かりましたが、導入するには初期費用がかかるのでは? と心配な人もいらっしゃるかもしれません。
 
太陽光発電システムによっては初期費用が無料のものもありますが、その分月額利用料がかかります。導入したい設備やプランによって、月々の利用料は異なります。
 
先ほどの事例では年間利用料が5万8632円でしたので、1ヶ月あたりの使用料は4886円です。FIT制度が終了する10年間利用すると考えると、利用料金は58万円ほどになり、大きな出費と感じる人も多いでしょう。
 
しかし太陽光発電システムを導入することで、国や自治体の補助金制度の申請が可能です。

●ZEH支援事業:補助金55万円/戸+α~
●DR補助金:上限60万円
●こどもエコすまい支援事業:100万円/戸

これらの補助金制度を活用することで、毎月の利用料をうまくカバーできるかもしれません。制度によって利用条件が異なりますので、自分が対象になるかを事前に確認しましょう。
 

太陽光発電システムを導入して毎月の電気代を抑えよう

太陽光発電システムを導入すると自分たちで電気を作れるため、電力会社から電気を買う量が減り、電気代削減につながります。さらに蓄電池とセットで導入すると、余った電気をためられ、より効率よく電気を賄えるでしょう。
 
しかし設備を導入するには、初期費用や月額利用料がかかります。国や自治体が実施している補助金制度をうまく活用することで、その分の出費をカバーしましょう。
 

出典

環境省 太陽光発電システムについて
TEPCOホームテック株式会社 太陽光発電+蓄電池
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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