更新日: 2023.08.31 その他暮らし

シャワーの温度「40度」は熱すぎる? 夏と冬で「適温」は変わるの?

シャワーの温度「40度」は熱すぎる? 夏と冬で「適温」は変わるの?
暑い夏と寒い冬とでは、シャワーの適温が違います。そのため、「40度」が熱すぎるかどうかは夏と冬で異なります。また、温度によってガス代が違ってくるため、節約を考えたい場合は温度設定に注意が必要です。そこで、今回は夏と冬それぞれのシャワーの適温を解説しながら、温度ごとのガス代の目安や節約法などを紹介します。
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「40度」は熱すぎる?夏と冬に適したシャワーの温度とは

夏も冬も同じ温度でシャワーを浴びている人もいますが、一般的には季節に合わせたほうがよいとされています。では、夏と冬のシャワーの適温は何度くらいなのでしょうか。
 

夏の適温

夏のシャワーの適温は、37~39度くらいとされています。夏は気温が高いため、どうしても温度設定を低くしがちです。ただ、37度より低くなると頭皮の毛穴につまった汚れを落としきれない可能性があります。
 
一方、39度を超えると逆に頭皮に必要な皮脂まで洗い流しかねないため、注意が必要です。なお、顔の場合は32~34度くらいのぬるま湯が良いとされているため、部位によって温度を使い分けるといいでしょう。
 
また、シャワー後の汗を嫌がって水で済ます人もいるかもしれませんが、いきなり冷たい水を浴びると心臓への負担が大きくなるため危険です。もし、37~39度を熱すぎると感じる場合は、頭だけ36度で洗って、それ以外の部位はぬるま湯にしておくと安心です。
 

冬の適温

冬は、気温が大きく下がるため、夏よりも高くて40~42度くらいが適温とされています。もちろん、これよりも高い温度を好む人も少なくありません。ただ、熱すぎるシャワーは肌の乾燥を引き起こす可能性があります。また、前述したように39度を超えると頭皮には逆効果です。顔にもよくないため、夏と同様に洗い流す部位によって温度を調整することが求められます。
 

温度ごとのガス代の目安

熱効率が80%の一般的な都市ガスボイラーで、40度のシャワーを1分間浴びた場合のガス代は約5.8円です。温度を1度上げるのに必要なガス代は、「1分間で約0.2円」といわれています。そのため、41度のシャワーを1分間浴びた場合のガス代は約6円、42度なら約6.2円です。
 
また、39度で1分間浴びた場合は約5.6円、38度で約5.4円、37度で約5.2円となります。もちろん、シャワーを浴びる時間が長くなれば、温度を1度上げた場合のガス代も高くなるため、注意しましょう。
 

シャワーのガス代を節約する方法

東京ガスの「ウルトラ省エネブック」によると、冬にシャワーの設定温度を42度から40度に下げるだけで1日あたりのエネルギーを約9%節約できるとのこと。これを1年間のガス代に換算した場合、節約できる金額は2939円(一人5分を1日1回利用した場合)です。
 
また、4人家族がそれぞれに1日1回シャワーを浴びる場合、家族全員が1回分の時間を6分から5分にするだけで、1年間に9704円のガス代を節約できます。
 

「40度」に限定せず柔軟に対応しよう

夏のシャワーの適温は37~39度、冬の適温は40~42度とされています。つまり、夏の「40度」は熱いですが、冬は適温となるため必ずしも熱すぎるわけではありません。ただし、頭皮は約39度、顔は約34度を超えないほうが良いとされています。そのため、シャワーの温度は、季節や浴びる部位によって使い分けるのがおすすめです。
 
また、東京ガスの試算ではシャワーの温度を42度から40度に下げた場合、ガス代を年間2939円も節約できるとあります。このようなことから、シャワーの温度は「40度」に限定せず、柔軟な対応を心がけたほうがいいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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