更新日: 2023.09.04 その他暮らし

1人暮らしで車が欲しい! 月収20万円ですが維持費をまかなえる?

1人暮らしで車が欲しい! 月収20万円ですが維持費をまかなえる?
昨今、「クルマ離れ」という言葉が頻繁に聞かれますが、実はその背景には経済的な理由が大きく影響しています。特に若者の間で、自動車の購入や維持にかかるコストを心配している人が増えているようです。
 
そこで、この記事では1人暮らしで月収20万円の場合、実際に車の維持費をまかなうことができるのか、そしてどの程度の月収が車の維持に適しているのかを詳しく解説します。車を持つことのリアルな経済的側面を知り、自身のライフスタイルに合った最適な選択をしましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自動車のコストと賢い購入方法

自動車を所有することは、移動の自由や生活の利便性を手に入れることができる一方で、その維持費や購入費用が問題となることも少なくありません。2022年の総務省の「家計調査 家計収支編 単身世帯」のデータをもとに、自動車所有コストの実態と、経済的な負担を軽減するための賢い購入方法を探ってみましょう。
 

車両関係費の実態:家計調査から見る月平均の自動車コスト

同調査によれば、車両関係費の月平均は1万6943円となっています。この金額には、ガソリン代や車検、保険料、修理費など、車を所有することに伴うさまざまなコストが含まれています。これにより、自動車を所有する際の月々の経済的な負担を具体的にイメージすることができます。
 

中古車や軽自動車の選択:ローンの活用でスマートな車購入を

新車を購入することは魅力的ですが、予算を考慮して中古車や軽自動車の選択も視野に入れましょう。特に初めての車購入で知識がなかったり、経済的な制約がある場合は新車にこだわりを持ち過ぎるとなかなか購入に踏み切れないかもしれません。中古車や軽自動車を、ローンを活用して購入することで、初期投資を抑えつつ車を手に入れることができるでしょう。
 

車の維持費と必要月収:アンケートと家計調査からの洞察

車を持つことは、多くの人々にとって移動の自由や、生活の利便性を向上させるものです。しかし、その一方で、車の維持費は家計に大きな影響を与える要因となります。そこで、最近のアンケート結果と家計調査をもとに、車の維持に必要な月収や実際の維持費について詳しく探ってみましょう。
 

アンケートから見るカーライフの理想的な手取り月収

ソニー損保が行った「2023年 20歳のカーライフ意識調査」によれば、カーライフを快適に送るための理想的な手取り月収は平均25.1万円との結果が出ています。この金額は、車のローン返済、保険、ガソリン代、定期的なメンテナンス費用など、車に関連するさまざまな出費を考慮した結果です。また、車の種類や使用頻度、住んでいる地域などによっても変わってきます。
 

家計調査を基にした車の実際の維持費とその影響

前述の総務省の調査によると、車両関係費の月間平均は1万6943円となっています。この金額には、車の税金、保険料、ガソリン代などが含まれます。この維持費は、家計全体に占める割合としては小さくはないため、車を持つことの経済的な影響を正確に把握することは重要です。
 
特に、あまり予算をかけられない場合や、他の固定費が多い場合には、車の維持費が家計に与える影響をしっかりと考慮する必要があります。
 

まとめ

今回は、1人暮らしで月収20万円の場合に、車の購入と維持が実際に可能かどうかを、家計調査やアンケート結果を基に詳しく紹介しました。車の維持費は、多くの人々にとって家計に大きな影響を与える要因となっており、その内容を詳しく知ることは非常に重要です。
 
家計調査による車両関係費の月平均は1万6943円であること、また、カーライフを快適に送るための理想的な手取り月収が平均25.1万円であることが分かりました。これらのデータをもとに、自分の収入や生活費を考慮しながら、車の購入や維持が現実的かどうかを判断することができます。
 
自分のライフスタイルや経済状況を見直し、車の購入や維持が現実的かどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省 e-Stat 家計調査 家計収支編 単身世帯
ソニー損保「2023年 20歳のカーライフ意識調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集