今年から社会人になりました。実家暮らしですが、家にいくらくらいお金を入れたらいいのでしょうか?

配信日: 2023.09.19

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今年から社会人になりました。実家暮らしですが、家にいくらくらいお金を入れたらいいのでしょうか?
社会人になっても、実家暮らしを継続する人は多いでしょう。特に1人暮らしをする理由もなく、結婚もしていないのであれば、実家暮らしのほうが何かと便利であると考える人は多いようです。
 
しかし、社会人になった以上、家にいくらかお金を入れたほうがよいのではないかという考えを持つ人もいます。本記事では、いくつかのアンケート調査を参考にしながら、実家暮らしの社会人が家に入れるお金の適正額を考えてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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家にお金を入れている人の割合

保険マンモス株式会社(東京都港区)は、2022年3月に実家暮らしをしている人500人を対象としたアンケート調査を実施しました。調査結果によると、実家に「お金を入れていない」と回答した人は、全体の26%となっています。つまり、実家暮らしをしている人の70%以上が、金額にかかわらず家へお金を入れていることになります。
 
年代別にみると、20〜30歳では約65%、31〜40歳では約80%、41〜60歳では約75%が、実家にお金を入れています。
 
また、株式会社モデル百貨(長崎県佐世保市)でも2023年6月29日~7月5日に、実家暮らしの独身社会人1000人を対象とした、実家暮らしとお金についてのアンケート調査を実施しています。調査結果によると、実家暮らしの人で家にお金を入れている人の割合は、全体の61%という結果でした。
 
同調査では、家にお金を入れている人と入れていない人の年収に差があることも示されています。家にお金を入れている人の平均年収は約343万円、入れていない人の平均年収は約185万円でした。家にお金を入れるか否かの判断基準の一つに年収があるようです。
 

実家暮らしの人は家にいくらお金を入れている?

上記の保険マンモス株式会社のアンケート調査結果によると、実家暮らしの人が毎月家に入れるお金の額は、平均で4万257円でした。年代別に家に入れる毎月の平均金額をみると、20~30歳で3万3623円、31~40歳で4万1875円となっています。41〜50歳では、平均で4万6970円、51~60歳では4万5000円という結果でした。年齢が上がるにつれ金額も増える傾向があるものの、40代と50代では大きな差がないようです。
 
株式会社モデル百貨のアンケート調査結果もみてみましょう。実家暮らしの人が毎月家に入れるお金の額は、平均で5万4009円となっています。年代別では、20代が3万3232円、30代が4万1750円、40代が5万9131円、50代が7万5473円という結果でした。
 
20〜30代の平均金額は、保険マンモス株式会社のアンケート調査結果と大差ありません。しかし、40~50代に関しては、保険マンモス株式会社の調査結果と比べて金額が多くなっています。
 

実家暮らしが家に入れる適正な金額はいくら?

各アンケートの調査結果をみると、まず、実家暮らしの人の過半数が家へお金を入れています。そのなかで、20代が毎月家に入れているお金の額は、平均で3万3000円ほどです。今年から社会人になったのであれば、年代的には20代とみられるため、3万円台前半が家に入れる適正な金額といえるでしょう。30代であれば、4万円程度が妥当な金額となりそうです。
 
株式会社モデル百貨のアンケート調査結果では、家に入れる金額を「自分で決めた」人の割合が全体の58%となっています。「相談して決めた」人は22%、「親など同居人が決めた」と回答した人は20%でした。
 
最初は3~4万円程度を毎月家に入れ、もし親などから不満の声が聞かれれば、相談したうえで改めて決めてもよさそうです。家全体の収入や支出、自分の収入、家事手伝いの負担割合なども加味しながら決定するとよいでしょう。
 

実家暮らしの新社会人が家に入れる金額は状況に応じて決めよう

複数のアンケート調査をみると、実家暮らしをしている人が毎月家に入れるお金の額は、平均で4~5万円ほどとなっています。社会人になったばかりの20代であれば、3万円台前半が妥当な金額と考えられます。
 
ただし、具体的な金額は実家や自分の収入状況などを考慮したうえで決めたほうがよいでしょう。自分で決めるのが難しいようであれば、親などと相談して決定するのも一案です。
 

出典

保険マンモス株式会社 実家暮らし中の男女500人へアンケート調査
株式会社モデル百貨 Money Geek 実家暮らしとお金についてのアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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