更新日: 2023.09.22 その他暮らし

1人暮らしなら家電は購入より「レンタル」「サブスク」のほうがお得? それぞれの費用を比較

1人暮らしなら家電は購入より「レンタル」「サブスク」のほうがお得? それぞれの費用を比較
一人暮らしを始める際、引っ越し費用が大きくなりやすいため、家具家電を新調しようか迷うところです。最近では、レンタルやサブスクリプションで家電品を取り扱うところが出てきており、新たに購入するよりもお得という声も聞かれます。
 
本記事では、それぞれのサービスなどを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしに必要な家電への予算はいくら必要?

一人暮らしに必要な家電のうち、生活するうえで欠かせない冷蔵庫・洗濯機・炊飯器・掃除機・電子レンジを家電量販店で購入する場合、10~15万円程度かかります。
 
この他に照明器具・エアコンが備え付けられている賃貸物件でない場合、照明器具・エアコンを足すと20~30万円程度を見積もっておきたいところです。
 

レンタルとサブスクリプションの特徴は?

レンタルでは「1日から4年まで一定期間の設定で借りられる」、サブスクリプションでは「料金が月額制」など、提供企業ごとにそれぞれの特徴があります。いくつかの企業をピックアップし、それぞれのサービスの主な特徴を図表1にまとめました。
 
【図表1】

レンタル サブスクリプション
支払い方法 借りる期間分を前払い 月額で支払い
商品状態 新品・中古 新品・中古
交換が可能か 条件によって可能 可能な会社もあり
中途解約が可能か 可能(手数料なしの場合もあり) 可能(手数料が必要)
メーカーの指定 原則不可能 可能
借りた後の購入 不可能(可能な場合もあり) 可能(不可能な場合もあり)
不要な家電の引き取り 不可能 不可能

筆者作成
 

<料金比較例>

例として、同じ洗濯機(6kg)の購入・レンタル・サブスクリプションそれぞれの料金(送料・設置費用など諸費用は除く)の比較を図表2にまとめました(レンタルは機種が選べないため、同等機種での料金です)。
 
【図表2】

購入 レンタルA社(90日契約) サブスクリプションB社
標準価格:約5万6000円
家電量販店:約4万2000円
新品:約3万3000円
中古品:約1万9000円
新品3ヶ月契約で
月額約1万8000円

筆者作成
 
レンタル・サブスクリプションを行っている会社によって、取り扱い商品や借りられる期間、諸費用(送料・設置料金など)が違います。レンタル・サブスクリプションで借りた品は、契約期間が終わると返却して終了なので、処分代がかからないのがメリットです。
 

注意点は何がある?

購入・レンタル・サブスクリプションを利用するにあたって共通する注意点は「故障した場合のアフターサービスはあるか」です。家電製品は思わぬ原因で故障することもあり得るため、修理代金がかかるのか・交換してもらえるのかを事前に調べておくと良いでしょう。
 
そして、以前から持っていた家電製品を処分してレンタル・サブスクリプションを契約したい場合、不用品は自身で廃棄処分することが必要です(処分料金は自治体や処分会社によって様々です)。
 
このうち、家電4品目であるエアコン・テレビ・冷蔵庫と冷凍庫・洗濯機と衣類乾燥機は、家電リサイクル法により廃棄方法と廃棄料金が決められています。
 

まとめ

一人暮らしに必要な家電の準備費用は10万円以上かかります。
 
気に入った品を長く使いたい場合は購入し、数年ごとに転勤予定である・気になる品をまず試用してみたいなどの場合はレンタル・サブスクリプションを利用して生活初期費用を抑えることを検討しても良いでしょう。
 

出典

経済産業省 家電4品目の「正しい処分」早わかり!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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