更新日: 2023.09.25 キャッシュレス

近頃のキャッシュレス決済についていけない…現金派の自分は今後、どうしたらいい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

近頃のキャッシュレス決済についていけない…現金派の自分は今後、どうしたらいい?
近年は、キャッシュレス決済の導入が進んでおり、現金不要で支払いができるお店が多くなりました。キャッシュレス決済の方法も進化しており、手持ちのスマートフォンをかざすだけで支払いができる店舗も増えています。進化するキャッシュレス決済についていけないと悩む現金派もいるのではないでしょうか。
 
そこで、本記事では、現金払いの良さに触れたうえで、キャッシュレス決済のメリットについて紹介していきます。
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キャッシュレス決済とは? どんな方法がある?

キャッシュレス決済は、小銭やお札などの現金を出さずに代金の支払いができる方法のことです。一昔前はクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどのように、カードを使ったキャッシュレス決済が主流でした。
 
現在は、交通系ICカード、電子マネー、QRコード決済(バーコード決済)などの決済方法が登場しており、スマートフォンのアプリなどで決済が可能です。レジに商品を通さずに、自動で会計や支払いができる「ウォークスルー決済」も注目を浴びています。今後は、キャッシュレス決済の方法が大きく変わるかもしれません。
 

日本国内のキャッシュレス比率が年々高まっている

2022年9月に経済産業省が公表した資料「キャッシュレス更なる普及促進に向けた方向性」によると、2021年の日本国内のキャッシュレス比率は、32.5%でした。2010年のキャッシュレス比率はわずか13.2%でしたが、2016年以降は20%台に増えており、2021年には30%台に達しています。この調査結果からは、国内でのキャッシュレス比率が年々、高まっていることが分かります。
 
とはいえ、世界各国と比べると日本のキャッシュレス比率はそれほど高くありません。経済産業省の同資料によれば、2020年においてキャッシュレス比率がもっとも高い国は、韓国(93.6%)でした。第2位は中国(83%)、第3位はオーストラリア(67.7%)です。韓国においては現金派はわずか7%程度となります。日本は第10位という結果でした。
 
日本政府は2025年6月までにキャッシュレス決済比率を高めて、4割程度にする目標を掲げています。将来的には、現金派よりも、キャッシュレス決済派の方が多くなる可能性が高いでしょう。
 

現金払いやキャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス決済が増えている状況を知り、今後どうしたらよいだろうと心配になる現金派の方もいるのではないでしょうか。まずは、現金払いとキャッシュレス決済のメリットをよく把握しておくとよいでしょう。そのうえで、自分にとってベストな方法について考えてみるのも手です。
 

現金払いのメリット

現金払いのメリットは、収支の把握がしやすいことです。お財布の中身を見れば、お金をどのくらい使ったのかがすぐに分かります。お財布の中身が少なければ買い物ができません。使いすぎを防ぎやすいことも、現金払いの良いところです。また、クレジットカードのようにスキミングによる不正利用の心配もありません。
 

キャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス決済のメリットは、スピーディーな支払いができることです。専用の端末にカードを差し込んだり、スマートフォンをかざしたりするだけですぐに支払いができます。クレジットカードを使えば、後払いや分割払いも選択可能です。
 
そのほかに、現金に触れないので衛生的、さらには、支払い情報がデータ化されて履歴が残る、ポイント還元が受けられるといったメリットもあります。
 

将来的にはキャッシュレス決済が主流になるかも?

日本でのキャッシュレス決済の利用率は、年々高まっている状況です。政府もキャッシュレス決済比率を増やすことを目標しているため、今後はキャッシュレス決済がさらに進んでいくことでしょう。
 
キャッシュレス決済ならば、スピーディーな支払いが可能です。利用額に応じてポイント還元が受けられるキャッシュレス決済も少なくありません。現金派の方は、このようなメリットにも注目してみてはいかがでしょうか。
 

出典

経済産業省 キャッシュレス更なる普及促進に向けた方向性
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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