更新日: 2023.10.05 その他暮らし

1人暮らしで「スーパーの弁当」や「総菜」ばかり食べています。「和食」中心であれば栄養面などに問題はありませんか?

1人暮らしで「スーパーの弁当」や「総菜」ばかり食べています。「和食」中心であれば栄養面などに問題はありませんか?
1人暮らしをしている場合、自炊するのが手間でついスーパーやコンビニなどの弁当や総菜を食べている人もいるのではないでしょうか。
 
ただ、毎日弁当や総菜ばかり食べていると栄養面や健康面での問題が気になるところです。和食は健康食として有名ですが、弁当や総菜も和食系を選べば栄養をしっかりと摂取できるのでしょうか。本記事では、和食の弁当や総菜について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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弁当や総菜を利用するメリット

スーパーなどで弁当や総菜を購入する場合、次のようなメリットがあります。
 

・調理器具の片付けが不要

弁当や総菜は、買ってきてレンジで温めればそのまま食べられます。自炊するときのように、調理器具を用意したり、食材を切ったりする手間がかかりません。また、食べたあとも容器を捨てればよいだけのため、自炊時のように調理器具の片付けが不要です。
 

・種類が豊富

お店によってレパートリーは異なりますが、弁当や総菜は多くの種類が用意されています。毎日購入するとしても、種類を変えたり、お店を変えたりすればさまざまな弁当や総菜を購入することも可能です。
 

・量り売りの総菜もある

総菜は、パック売りだけでなく欲しい分だけ自分でパックに入れる量り売りもあります。好きな総菜があれば、多めに購入することも可能です。
 

弁当・総菜の栄養バランス

和食の弁当や総菜であれば、栄養面のバランスはとれるのでしょうか。
 

・弁当はごはんの割合が多い

和食弁当でも、市販の弁当はごはんの割合が多い傾向です。そのため、弁当を1個食べただけでは十分な栄養が摂取できない可能性があります。栄養バランスを考慮すると、和食弁当に煮物やあえ物、野菜サラダなど総菜を1~2品程度加えるのがおすすめです。
 

・味付けが濃すぎるものもある

和食は健康食といわれていますが、弁当や総菜の味付けは濃い目のものが多い傾向です。弁当や総菜は、必ずしもレンジで温めてから食べられるとは限りません。
 
冷めた総菜は、味を薄く感じやすいため、食が進むように濃い目に味付けされていることが多いです。また、製造してからすぐに購入されるとは限らないため、濃い味付けにすることで傷みにくくしていることも理由の1つです。
 

コスパ面では自炊のほうが安い

弁当や総菜は、すぐに食べられるため、自炊のように食材の購入費やガス・電気代などがかかりません。そのため、一見すると弁当や総菜を購入するほうが安いと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、自炊は1つの食材をさまざまな料理に使えたり、大量に作って作り置きしたりできるため、うまく取り入れれば節約ができます。
 

・弁当の相場は1食500円前後

のり弁当や焼き魚弁当、幕の内弁当など弁当の相場は、1食分で500円前後です。小さめの弁当であれば、400円前後のものもあります。仮に、1食分を500円とした場合、昼と夜に弁当を購入すると1ヶ月間(30日と設定)で約3万円が必要です。
 

・自炊1食分は約347円

厚生労働省の「家計調査家計収支編」の単身世帯を参考にすると、2022年における1ヶ月あたりの食費は3万9069円(うち外食費7840円)でした。
 
外食費を差し引いたうえで1回あたりの食費を単純計算すると、約347円(1日3食1ヶ月30日と仮定した場合)です。市販の弁当を購入するより、約153円安いことになります。ただし、この金額にはお菓子や飲料、総菜などの購入費も含まれているため、自炊している分のみであればさらに金額は低くなるでしょう。
 

自炊と組み合わせて栄養バランスを整えるのがおすすめ

市販の弁当・総菜は、手軽に食べられるため、1人暮らしで自炊が苦手な場合は重宝します。ただ、市販の弁当や総菜は和食弁当でも味付けが濃い目でごはんの割合が多く、おかずが少ない傾向です。
 
これが、毎日となれば栄養のバランスが悪くなり必要な栄養を十分摂取できなくなる可能性があります。弁当や総菜を購入するとしても、上手に自炊と組み合わせることが大切です。
 

出典

総務省統計局 2022年家計調査家計収支編 単身世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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