更新日: 2023.10.05 その他暮らし

【実録】本棚まるごと断捨離したら「約2万円」の利益になりました! 手放すことで得られるメリットも紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【実録】本棚まるごと断捨離したら「約2万円」の利益になりました! 手放すことで得られるメリットも紹介
あなたの家に本棚はありますか? 筆者は本が大好きで「大きい本棚がある家」に憧れ、最近まで2つの大型本棚を所有してきました。しかし、節約の観点から断捨離を進めるうちに本棚も対象となり、2つのうちの1つを「本棚・中身まるごと」売却しました。
 
本記事では、その売却益と売却により得られた効果を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

本棚まるごと断捨離したら約2万円

 
【写真1】

写真1

売却したコミック用本棚と、売却前の段ボール(筆者撮影)
 
結論からお伝えしますと、本棚まるごと売却した利益は1万8140円になりました。内訳は、本棚4000円・中身1万4140円です。
 
売却したものは雑誌・参考書・漫画・小説・CDです。CDラックがないので本棚にCDも入れていました。売却は2回に分け、段ボール計9箱分となりました。品目ごとの売却数・売却価格は図表1の通りです。
 
【図表1】
図表1

品目ごとの売却数・売却価格(筆者作成)
 
※コミック以外の本はすべて書籍に分類されている。
 
本棚の売却は、株式会社ジモティーのアプリで行いました。出品者が梱包(こんぽう)・発送を行うタイプではなく、近所の人同士で取引できるタイプのアプリです。購入希望者がワンボックスカーで自宅まで来て引き取ってくれる流れで、本棚の受け渡しはたったの5分、金銭の授受はアプリ上で済みました。
 
中身の売却は、ブックオフコーポレーション株式会社の宅配買取で行いました。段ボールに詰めて引き取りを依頼し、後日に買取代金が口座に振り込まれる流れです。
 
値が付かなかったものが200点以上もあり、古い本はよっぽどの希少本でなければ価値がないのだと痛感しました。1点あたりの平均単価は書籍が約49円、コミックが約8円、CDが約126円。コミックが圧倒的に安いことが分かります。
 

本棚を手放すことで得られる効果

「本棚まるごと」断捨離することによる効果は、売却益だけではありません。次のような効果もあります。

1.部屋が広くなる
2.場所代を減らせる
3.電子書籍のほうが安い
4.引っ越して家賃を減らせる
5.引っ越し代金が安くなる

それぞれ詳しく説明します。
 

1.部屋が広くなる

本棚を手放すと、当然ながら部屋が広くなります。広い部屋をそのまま楽しんでも良いし、新たに棚を設置し置き場所に困っている物を入れるのも良いでしょう。毎日の掃除の度に断捨離効果を実感することができます。
 

2.場所代を減らせる

家の中に置いておく物の「場所代」は無料ではありません。場所代を計算するには、家賃を敷地面積で割るのが良いですが、もっと簡単に家賃を部屋数で割ってみると分かりやすいでしょう。
 
3LDKを4部屋と考え、家賃10万円の物件なら1部屋あたりが2万5000円の計算になります。本棚はおおよそ部屋の10分の1を占めていたので月2500円の「場所代」がかかっていたことになります。1年なら3万円、10年なら30万円の「場所代」が本棚1つにかかっていたのです。
 
売っても約2万円にしかならない物に30万円の維持費をかけるなら、場所を取らない電子書籍に買い替えるという選択肢も挙がります。
 

3.電子書籍のほうが安い

物によっては、紙の本より電子書籍のほうが安いことがあります。アマゾンジャパン合同会社が提供するKindleや電子書籍サイトでは、多くの本が紙の本より安く売られています。
 

4.引っ越して家賃を減らせる

大きな家具がなくなると、部屋数が少ない賃貸に引っ越すことが容易になります。筆者が住むベッドタウンの家賃相場は3LDKが11万円、2LDKが9万1000円なので、2LDKに引っ越すことで月々1万9000円も安くなるのです。10年ならば228万円が手元に残る計算になります。
 

5.引っ越し代金が安くなる

本棚がなくなると、引っ越しのときにも有利になります。厳密に運搬費を計算することは難しいですが、本棚にも中身の本にも運搬費がかかると考えれば、ないほうが安く済むのは明らかです。
 

蔵書欲を手放せば節約になる

本が大好きで「本棚に並んだ背表紙を眺めるのが幸せ」だった筆者が、なぜ本棚まるごと手放すに至ったのか。それは前項の考えの通りです。
 
電子書籍の蔵書数は数百にもおよびますが、場所代はスマホ1つ分しかかかっていません。物を手元に置いておきたいという蔵書欲さえ手放してしまえば、空間もスッキリし、節約にもなります。実際に筆者は本棚その他の物を手放したことで安価な賃貸への引っ越しを検討中です。
 
本や本棚に対してはそれぞれの好みがあるでしょうが、断捨離を検討する際には参考にしてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集