野菜ジュースで高額なサラダ代を節約しています。栄養価は問題ありませんか?

配信日: 2023.10.09

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野菜ジュースで高額なサラダ代を節約しています。栄養価は問題ありませんか?
物価高が家計を直撃し、ガス・光熱費、食費に関しても節約しなくてはいけないという人も少なくないでしょう。その中で野菜を多く使用しなければならないサラダ代をおさえるための代替(だいたい)として、野菜ジュースを飲んでいる人もいる、と耳にします。
 
確かに節約になるかもしれませんが、栄養価は本当に大丈夫なのか、ほかに節約方法はないのか、気になる方は多いかもしれません。本記事では、そんな疑問について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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野菜の価格が高騰

野菜について消費者はどのように感じているのか、アンケートを見ていきましょう。
 
ARINA株式会社が運営する美容レビューサイト「mellow-メロウ-」が、10~60歳以上の男女200人を対象に行った「最近価格が上がって辛いなと思う食材は? 」というアンケートの結果によると、1位は野菜となりました。
 
理由としては以下のようになります。

・毎日使うものだし、健康のために欠かせないから。
・まさか「もやし」まで値上がりするとは思わなかった。
・すべての野菜が高くなっているので困っている。

などが挙げられました。
 
野菜の値段が上がる要因としては、猛暑や台風など天候によるものや、野菜の栽培に必要な暖房や車両に関わる原油価格の高騰があります。最近の状況を見てもこれらの要因があてはまっていることがわかります。
 

野菜ジュースの栄養価や節約しつつ栄養摂取するには

野菜ジュースと栄養価について解説していきます。
 
野菜ジュースだけでは、本来、1日で必要な栄養を摂取することはできないとされています。理由としては、野菜を野菜ジュースに加工する段階で栄養が失われてしまうためです。
 
一般的に野菜ジュースで摂取しにくい栄養素は以下のものになるとされています。

・ビタミンB
・ビタミンC

食物繊維も野菜ジュースで摂取は出来るものの、加工段階でそこなわれがちといわれています。また野菜ジュースには糖分も含まれるので、摂取しすぎには注意が必要です。
 
野菜ジュースにより摂取しやすい栄養は以下の通りです。

・ビタミンA
・カリウム
・ビタミンE
・鉄分

これらはあくまで目安で、それぞれのジュースにより異なります。しかし、これらを考慮すると、節約のためには野菜ジュースで摂取しやすいものは野菜ジュースで摂取し、不足するものはしっかり野菜でおぎなうとよいでしょう。
 
レシピの工夫も重要です。例えば、ほうれん草は鉄分を多く含む野菜で、レシピにもとり入れやすい食材です。しかし天候の影響を受けやすく価格も変動しやすい野菜になります。ほうれん草の価格が高い時には、野菜ジュースで鉄分を摂取し、ほかの栄養はレシピを工夫して摂取する、などが節約において有効です。
 
また、カット野菜や冷凍野菜も時期によっては生鮮野菜よりも金銭的にお得になる場合もあるので、価格をみながらとりいれると節約と栄養摂取の両立が期待できるでしょう。
 

まとめ

野菜ジュースの栄養価とサラダ代を節約しつつ栄養を摂取する方法について解説しました。
 
野菜ジュースだけでは、栄養価としては不足する部分が出てきてしまいます。野菜ジュース自体は確かに節約にもなり、食品としても決して悪いものではありませんが、補助としての側面が強いことを忘れず、食事は全体のバランスが大事だということを認識しておくとよいでしょう。
 

出典

ARINA株式会社 美容レビューサイト「mellow-メロウ-」 調査結果 最近価格があがって辛いなと思う食材は? 1位『野菜』!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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