更新日: 2023.10.17 その他暮らし

SNSで目にするNMD(ノーマネーデー)を実行すると、節約できるものでしょうか? どのくらい違いがありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

SNSで目にするNMD(ノーマネーデー)を実行すると、節約できるものでしょうか? どのくらい違いがありますか?
金銭的余裕をつくるには、収入を増やすことが手っとり早い方法です。それと同時に、日々の出費を見直すことも重要です。明らかにむだづかいと判断できるものは排除しなければなりません。
 
むだづかいを防ぐ方法の1つにNMD(ノーマネーデー)があり、SNSでも注目されています。NMDとはお金を一切、使わない日を指します。発祥には諸説ありますが、2000年代前半から広まったという説もあります。
 
ここでは、NMDの実践によりお金が貯まるのか、どれくらい違いがあるのかについても触れていきます。
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SNSでの公開がNMDの実践につながる

SNSは多くの人が目にするものであり、情報の公開やコメント欄への投稿は慎重に行う必要があります。一方、自分が掲げた目標を実践するには絶好のツールともいえるでしょう。SNSなら形にして残せるだけでなく、読者からのエールが励みになるからです。体験談を通じて、読者の背中を後押しするかもしれません。NMDの実践もその一つです。
 
ただ、これまでお金を自由に使ってきた人にとって、お金を使わない日を設けるのは大変かもしれません。しかし、同じ目標を持つ仲間がいることで、モチベーションの持続にもつながるでしょう。
 
実際、NMDを実践するために、月間目標や特定の曜日などを設定しているケースも多く見受けられます。目標を達成できた日数をしるしたり、目標達成後のごほうびを自分に用意したりと、自分なりのルールを決めることで楽しみながらNMDにとり組むことができます。
 

NMDに期待されるメリットとは

通勤途中や電車の待ち時間、帰宅途中にコンビニに立ち寄る人も少なくないでしょう。1回の出費はわずかかもしれませんが、それが習慣化されると結構なお金を使ってしまいます。このようなむだづかいを防げることがNMDに期待される大きなメリットです。
 
お店に入ると、セール品や割り引き商品など、予定外のものまで購入することもあります。その際、衝動買いで、冷凍保存ができないものや生鮮食品などを買ってしまい、使い切れないまま捨ててしまうかもしれません。
 
しかし、NMDを実践することで、ほんとうに必要なものだけを購入する習慣ができます。また、生活費全般の見直しができるので、お金を計画的に使うこと、さらには給与からの先どり貯金の習慣も期待できます。
 

マイボトルの持参から始めよう

NMDには、自分の身近なものから始める方法がおすすめです。会社勤めの人はマイボトルを持参してはいかがでしょう。ペットボトル飲料水をマイボトルに置き換えるだけで飲料水代の大幅な節約に役立ちます。
 
自治体の調査として、仙台市水道局や名古屋市上下水道局の公式サイトでは、「水道水はペットボトルの約1000倍お得」とのデータがあります。たとえば、500ミリリットルのボトル2本が200円の場合、水道料金は0.2円で済む計算です。これを月20日分に当てはめると前者は4000円かかりますが、後者の場合は4円におさえられます。
 
店頭で販売されているペットボトル飲料水は、容量が多いもののほうが割安傾向にあるので、自宅に保存したペットボトル飲料からマイボトルに入れて持参するのも一案です。マイボトルの水がなくなったときは、ペットボトル飲料水を追加してもよいでしょう。
 
先述した500ミリリットル入りペットボトルを1本に減らすだけで、半額の2000円ですむのです。給水スポットが近くにある場合は、そこを利用することで飲料水代節約にも役立ちます。
 
なお、マイボトルを利用するときは、飲み物に適したものを選ぶことが大切です。水道水のにおいをおさえるためにレモン汁を2~3滴入れる方法がありますが、マイボトルに保存する場合は、酸に強いプラスチック水筒を選ばなければなりません。
 

NMDの実施は身近なことから! マイボトルの持参がおすすめ

NMDの設定によりお金のむだづかい防止にも役立ちます。そのためにはモチベーションの持続が欠かせません。1人で実施するよりはSNSで公表するのもよいでしょう。
 
もちろん、日々の生活を見直すことが重要です。マイボトルの持参もその1つで、ペットボトル飲料水よりも安い水道水が重宝されています。また、両者を併用したり給水スポットなどを利用したりすることで、貯金にもつながるでしょう。
 

出典

仙台市水道局 水道まめちしき
名古屋市上下水道局 家計にやさしい水道水
大阪市 マイボトルと水道水で、脱プラ・CO2削減
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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