更新日: 2023.10.19 子育て
ママ友から聞いた「うちは児童手当もらえないの」との発言。これって「お金持ちマウント」なんですか? 普通に大変だなと思って聞いてました…
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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児童手当とは
児童手当とは、中学校卒業までの子どもを育てている保護者へ支給されるお金で、毎年6、10、2月に4ヶ月分ずつまとめて支給されています。
支給額は図表1のとおりとなっており、子育てにお金がかかる中、年間10万円を超える金額が振り込まれるのは非常に助かりますね。また、振り込まれたお金に手をつけずにいれば自動的に約200万円貯まるので、高等教育機関への進学費に充てることもできます。
図表1
内閣府 児童手当制度のご案内
児童手当をもらえない家庭もある
ただ、ママ友が「うちは児童手当もらえないの」と言っていたことからもわかるように、児童手当が支給されない家庭もあります。その理由は所得制限があるからです。「たくさんお金を稼いでいる家庭は、児童手当がなくても大丈夫でしょ」ということですね。
所得制限にかかる金額は図表2のとおりとなっており、所得上限限度額を超える人には児童手当は支給されません。所得制限限度額と所得上限限度額の間に位置する人に対しては、子ども1人あたり月額一律5000円が支給されます。
図表2
内閣府 児童手当制度のご案内
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「うちは児童手当もらえないの」がマウントになる理由
「うちは児童手当もらえないの」がマウントになる理由がわかってきたのではないでしょうか。そうです。図表2を見るとわかるように、児童手当が完全に支給されないということは、年収が1000万円を超えているということになるのです。
所得制限は2024年10月に撤廃予定
これは余談になりますが、政府は異次元の少子化対策として、児童手当の所得制限は2024年10月を目標に撤廃する方向性としています。また、中学校卒業までの支給期間を高校卒業まで延長、第3子以降の支給額は月3万円に倍増する予定です。実現すれば、本記事のようなケースはなくなっていくでしょう。
まとめ
「うちは児童手当もらえないの」がマウントになる理由は、児童手当には所得制限があることから、それに該当しているということは年収1000万円を超えていることを意味するからです。おそらく、発言したママ友にもそんなつもりはないでしょう。
しかし、ささいな発言が自慢しているように感じられてしまったり、自身の家庭のおおよその所得が伝わってしまったりといったこともあるので、児童手当について話す際は注意が必要といえるかもしれません。
出典
内閣府 児童手当制度のご案内
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー