更新日: 2023.10.18 その他暮らし
玄関の鍵が壊れ業者へ依頼したら「30万円かかるけど、10万円にまけてあげる」と言われた…!払うべき?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
鍵修理でトラブル!? レスキューサービスに関する相談が増加中
「レスキューサービス」は、鍵の紛失・トイレの故障・キッチンの水漏れなど、日常のトラブルを解決してくれます。緊急時に電話をしたらすぐに駆けつけてくれたため、助かった経験をした方もいらっしゃるでしょう。
しかし政府広報オンラインによると、悪質なレスキューサービスに関する相談が増えているとのことです。特に多い相談は、「トイレ修理」「水漏れ修理」「鍵の修理・交換」「害虫・害獣駆除」などです。
具体的にトラブルの事例として、以下の内容が挙げられています。
・トイレ修理で「390円から」のネット広告をみて依頼したら55万円の請求を受けた
・コウモリ駆除の見積もりを依頼したが、契約を断れない状況にされ作業内容もずさんだった
・解錠で高額請求され「個人情報を知っている」と脅されてその場で支払ってしまった
緊急時に慌てて依頼したため、代金を支払わざるを得ない状況になったケースや、支払ってからだまされたことに気づいたケースが多いようです。
鍵修理で「30万円かかるけど、10万円にまけてあげる」と言われたらどうする?
玄関の鍵が壊れて業者に依頼したら「30万円かかるけど、10万円にまけてあげる」と言われた場合、どうすればよいでしょうか。ここで大切なことは、いったん冷静になることです。
さまざまな理由を付けては「今修理しないと難しい」と契約を急がせるケースは、悪質な業者が消費者の弱みに付け込む際の手口に多いです。サービス内容や料金は業者によって異なりますが、生体認証鍵・暗証番号鍵・カードキーなど特殊な鍵でない限り、修理に数十万円もかかることはほぼありません。
実際に、シリンダータイプの鍵交換における費用相場は約1万5000~3万5000円とされています。
もし相場を大幅に超える代金を支払ってしまった場合、クーリング・オフが適用できる場合があります。契約についてトラブルが生じた場合は、消費生活センターに相談するとよいでしょう。
良心的な業者を見分けてトラブルを避ける方法
レスキューサービスのトラブルを避けるには、業者選びに注意する必要があります。良心的な業者を見分けてトラブルを避ける方法として、以下のポイントが挙げられます。
・ネット上の広告の金額表示をうのみにしない
・無料で見積もり依頼が可能か、キャンセルした場合に料金がかかるかを確認する
・料金や作業内容に納得できない場合はその場で支払いをしない
・依頼していないにもかかわらず高額な作業を提案される場合はきっぱりと断る
・複数社から見積もりを取り、業者選びを慎重に行う
ネット上における「業界最安値」を信用するのではなく、情報収集をして良心的な業者を探しておくと安心です。
緊急時も慌てずに! 困った時は消費生活センターに相談しよう
緊急時に慌てて依頼した結果、悪質な業者から高額な代金を請求されたというトラブルが増えています。
また高額な請求だけでなく、ずさんな作業で問題が解決しないケースもあります。緊急時は慌てずに、業者選びを慎重に行うことが重要です。トラブルになったり困ったりした場合は、消費生活センターに相談しましょう。
出典
政府広報オンライン 水漏れ、解錠、トイレ修理…緊急時の駆け付けサービスのトラブルにご注意!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー