更新日: 2023.10.23 その他暮らし

ペットボトルと浄水器ではどちらがお得? それぞれのメリット・デメリットは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ペットボトルと浄水器ではどちらがお得? それぞれのメリット・デメリットは?
いつも当たり前のように使ったり飲んだりしている水は、生活するうえで欠かせません。毎日必ず使用するもののため、なるべく費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、飲料水をペットボトルで購入した場合と浄水器を利用した場合とで、どのくらい費用に差が出るかを解説します。費用の差を把握して、お得に水を飲む方法を探しましょう。
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1ヶ月間毎日ペットボトルを購入する場合の費用

まずは水をペットボトルで購入し続けた場合の費用を算出します。消費量は1日2リットルのペットボトルを1本分、1ヶ月で30本消費すると仮定します。本項では、2リットルのペットボトル1本の単価を小売店で売られている価格帯の146円と164円で計算していきます。

146円×30日=4380円
164円×30日=4920円

毎日2リットルペットボトルを1本購入し続けた場合、1ヶ月で約4380~4920円の費用がかかります。
 

ペットボトルを購入して水を飲むメリット

毎日飲む飲料水をペットボトルで購入するメリットは、おいしい水を手軽にどこでも購入できる点です。スーパーやコンビニだけではなく自動販売機でも購入でき、外出先で水が飲みたくなったときにも困りません。必要な分だけ購入することで、無駄にすることなく利用できます。
 
また、水道水の独特な匂いや味がしないため、飲みやすい点もメリットといえます。
 

ペットボトルを購入して水を飲むデメリット

ペットボトルで購入するデメリットは、出費がかさむ点です。先述した計算からも分かるように、2リットルのペットボトルを毎日1本購入すると1ヶ月で4380~4920円ほど費用がかかります。出先で500ミリリットルのペットボトルを頻繁に購入している方は、さらに高い費用になるでしょう。
 
また、ペットボトルのごみがかさばり、捨てる手間がかかる点もデメリットの一つです。
 

1ヶ月間、浄水器を利用する場合の費用

次に浄水器を利用した場合の費用を算出します。水道代は東京水道局の情報をもとに1リットルあたり0.24円で設定し、1日に消費する量はペットボトル利用時に合わせて2リットルとします。
 
0.24円×2L×30日=14.4円
 
水道代だけでみると、浄水器を利用したほうが圧倒的にお得だと分かります。浄水器の価格はさまざまですが、およそ3500~4000円で購入できる商品だと600~900リットル分の水がろ過可能です。つまり、1ヶ月60リットルの利用だとおよそ10~15ヶ月は交換する必要がありません。
 
4000円の浄水器を1年間使うとしたら1ヶ月あたり約333円で、上記の水道代と合わせると約347円です。浄水器の本体代を含めても、ペットボトルを購入するよりお得といえるでしょう。
 

浄水器で水を飲むメリット

浄水器を蛇口に取り付けて水道水の残留塩素や不純物を取り除くことで、独特な匂いや味を感じることなく水道水を飲むことができます。
 
蛇口に取り付けるタイプであれば一人暮らしの自宅にも簡単に取り入れられ、水道水を利用するためペットボトルよりも格段に費用を抑えられます。上記の計算からも、コスパ面で大きなメリットがあるといえるでしょう。
 

浄水器で水を飲むデメリット

浄水器のデメリットは、浄水器の取り付けやカートリッジの交換に手間がかかる点です。しかし、一度取り付ければ10~15ヶ月ほど交換は必要ありませんし、二度目からはカートリッジのみの交換となるため、さほど大きな手間にはならないでしょう。
 
また、浄水器の交換時期が近づくと浄水機能が衰え、水道水の匂いや味を感じやすくなる可能性があります。さらに、浄水されていても水道水であることに変わりはありませんので、天然水やミネラルウオーターなどの地下水を原水とする水を飲みたい方には向いていません。
 

まとめ

ペットボトルの購入と浄水器の利用では、費用面だけでみると浄水器のほうがお得であると分かりました。
 
しかし、それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のこだわりや好みなどとも相談して、どちらを利用するか決めるとよいでしょう。
 

出典

東京都水道局 節水について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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