更新日: 2023.10.24 その他暮らし

水を1日「2リットル」って飲みすぎですか? 美容に良いと聞き飲んでいるのですが、費用もかさみますし止めるべきでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

水を1日「2リットル」って飲みすぎですか? 美容に良いと聞き飲んでいるのですが、費用もかさみますし止めるべきでしょうか?
私たち人間が生きていくうえで、水分は欠かせない存在です。健康や熱中症などの予防のために、水分はできるだけ多く摂取したほうがよいと考えている人もいるでしょう。1日2リットルを目安に水を飲んでいる場合、摂取量は適正なのでしょうか。今回は、1日の水の摂取目安量や、水を多く飲むメリット・デメリットについて解説します。
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1日の水の摂取量は2.5リットル

厚生労働省では、こまめに水を飲む習慣を定着させるために「健康のため水を飲もう」推進運動を行っています。人間が生きていくうえで、1日に必要な水は2.5リットルです。
 
このうち体内で作られる水分が約0.3リットルなので、残りは食事から約1リットル、飲み水から1.2リットルを目安に摂取するとよいでしょう。食事量や運動量によっても異なりますが、飲み水からの摂取目安量は1.2リットルなので、1日2リットルの水を飲むのはやや多い印象です。
 

水を多く飲むメリット・デメリット

水を多く飲むメリットは、健康障害のリスクを下げられる点です。体の中の水分が不足すると、熱中症や脳梗塞などの健康障害のリスクが高まり、最悪の場合は死に至る可能性もあります。汗で体内の水分が不足しやすい夏場は、特に意識して水分補給をする必要があります。
 
また、体内の水分が不足すると、便中の水分も少なくなり排便が難しくなる人もいます。そこで重要となるのが水分補給です。起床後にコップ1杯の水を飲むことで、腸を刺激してぜん動運動を促す作用も期待できます。
 
体に必要不可欠な水分ですが、飲みすぎると思わぬ健康被害を招く可能性があることをご存じでしょうか。短時間に大量の水分を飲むと、血液中の塩分濃度が低下して、頭痛やめまいなどの症状が現れるケースがあります。
 
これを「水中毒」と呼び、重篤な場合は呼吸困難に陥るケースもあるため注意が必要です。短時間に1リットル以上の水を飲むなど、常識の範囲を超えた水の飲み方は控えましょう。
 

毎日ミネラルウォーターを2リットル飲む費用は?

毎日多くの水を飲む場合、気になるのが水分補給にかかる費用です。コンビニで500ミリリットルのミネラルウォーターを購入する場合、1本あたり108円前後が目安となります。1日2リットルの水を飲む場合、500ミリリットルのミネラルウォーターが4本必要です。
 
よって1日の水代は108円×4本=432円です。1ヶ月を30日とすると、1ヶ月あたりの水代は1万2960円となります。水代のみで1万円超えは厳しいと思う人は多いのではないでしょうか。
 
水代を節約するためには、自宅では水道水を飲み、外出先には水道水を水筒に入れて持ち運ぶとよいでしょう。水道水を飲むことに抵抗がある人は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで安いミネラルウォーターを探してストックしておくと節約につながります。
 
コンビニでミネラルウォーターを購入する場合も、500ミリリットルではなく2リットルのペットボトルを購入したほうが安く済みます。
 

水の飲みすぎには注意しよう

私たちが生きていくうえで水分は欠かせません。健康障害のリスクを下げるために、食事から約1リットル、飲み水から約1.2リットルを目安に水分を摂取しましょう。ただし、短時間に大量の水分を摂取すると水中毒に陥る可能性があります。1日2リットル程度であれば問題ありませんが、「休憩時にコップ1杯ずつ」などこまめに飲むことをおすすめします。
 

出典

厚生労働省 「健康のため水を飲もう」推進運動

警視庁 「水中毒」にはご注意を 

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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