更新日: 2023.10.27 子育て
小学校の「PTA会費」は平均いくら?娘の学校は「5000円」これって高い?
PTA会費の支払いは義務ではありませんが、多くの方は自分の子どもがお世話になっているからと支払うケースが多いでしょう。PTA会費は学校によって異なり、場合によっては「費用が高くて負担……」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、PTA会費の平均額をご紹介しながら、どのような内容に使われているのかを解説します。「PTA会費は支払っているけれど、使い道がいまひとつ分からない」という方は、ぜひ最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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PTA会費の平均額(年額)
PTA会費は学校によって異なりますが、地域によっても平均額には大きな差があります。
今回は、総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)2022年」から5つの地域に絞って、PTA会費の平均額(公立小学校)を見てみましょう。
表1
都道府県 | PTA会費平均額(年額) |
---|---|
東京都区部 | 2720円 |
札幌(北海道) | 1720円 |
堺(大阪府) | 733円(最低値) |
松江(島根県) | 7104円(最高値) |
那覇(沖縄県) | 5880円 |
※総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)2022年」をもとに筆者作成
表1のように、最低値と最高値の差は6371円にもなります。全体の平均額を見てみると、2000〜4000円台が多いことが分かりました。
PTA会費の使い道とは?
そもそもPTA会費が、何に使われているのかを知らないまま支払っている方もいらっしゃるかもしれません。
PTAの活動は、学校教育もしくは家庭教育における理解や振興のために行われ、この活動を実施する上で必要となる費用をPTA会費でまかないます。
また、子どものすこやかな成長のために、教員と保護者が協力して教育環境を整えることを目的としています。PTA会費は主に、PTAの運営費と活動費に分けられます。
ほかにも、学校によっては学校行事などの教育活動にかかる費用や、学校設備の修繕や整備に充てられる場合もあるようです。
PTA会費には支払いの義務は発生しない
基本的に、PTA会費の支払いを強制することはできません。そのため、活動内容や費用に納得できない場合は、支払いを断ることも可能です。
しかし、なかには「断りにくい……」と悩む方もいらっしゃるでしょう。PTA会費は子どもの教育のために使用されるお金ですので、子どものためと割り切り、教育費として支払うことも選択肢の一つです。
それでも会費が高く負担が大きいと感じるときは、役員の方に相談してみましょう。高すぎる会費は、活動内容や費用が見直される可能性もあります。
PTA会費は学校や地域によって異なる
PTA会費は子どもの成長や教育環境のために使われる費用であり、学校や地域によって差が見られました。
基本的に支払いに義務は発生しないため、活動内容や費用に納得できない場合には、支払いを断ることも可能です。「会費が高すぎる」「活動内容が不明瞭で支払うか迷う」といった場合には、一度役員に相談するとよいでしょう。
出典
総務省統計局 e-Stat政府統計の総合窓口 小売物価統計調査(動向編)2022年 表番号4 中学校・高等学校授業料等【都道府県庁所在市及び人口15万以上の市】第4表 中学校・高等学校授業料等-都道府県庁所在市及び人口15万以上の市
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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