更新日: 2023.10.30 その他暮らし

一人暮らしの息子が「ロボット掃除機」を買おうとしています。普通の「掃除機」のほうが安く済みませんか?

一人暮らしの息子が「ロボット掃除機」を買おうとしています。普通の「掃除機」のほうが安く済みませんか?
昨今の家電製品は性能がよく、利便性が高まっています。家電製品をうまく活用することで、家事に対する負担の軽減や時短が期待できます。
 
しかし「購入金額が高い」「電気代が気になる」などを理由に、購入に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで今回は、「ロボット掃除機」と「普通の掃除機」にかかるコストの違いを解説します。ロボット掃除機の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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「ロボット掃除機」を必要ないと考えている人は約7割

アイロボットジャパン合同会社の「ロボット掃除機に関する意識調査」によると、ロボット掃除機を必要ないと考えている人(ロボット掃除機を持っていない人のみ)は、76.1%いるとのことです。
 
必要ない理由としては、「家・部屋が狭い(178名)」「今の掃除機で十分(54名)」との回答が並ぶなか、「値段が高い(48名)」と、価格を気にする回答もありました。
 
同調査にて「最もお金を使うようになったもの」という質問に対して、「家電・インテリア」を選択した人の割合はわずか8.0%と、家電製品にお金をかけることに対する優先順位は、低い傾向にあることが分かります。
 

「ロボット掃除機」と「普通の掃除機」にかかるコストを比較してみた

では実際に、「ロボット掃除機」と「普通の掃除機」にかかるコストにどれだけの違いがあるのかを比較してみましょう。それぞれのコストを表1にまとめました。
 
表1
 

ロボット掃除機 普通の掃除機
(サイクロン式掃除機)
購入価格の相場 3万~20万円 3万~8万円
掃除1回分の電気代 5.4円
※1回15分稼働した場合
充電にかかる電気代 3円
※1回のフル充電(5時間)で100分稼働

 
※電気代単価30円/キロワットアワーで計算
※参考サイトをもとに筆者作成
 
ロボット掃除機は、製品や部屋の大きさによって1回の稼働時間が異なります。毎回充電した分だけ稼働する場合、1回の掃除にかかるコストは約3円(充電時の電気代)です。
 
一方で普通の掃除機(その都度コンセントにさして使うもの)は、1回の掃除に15分かかると仮定すると、約5.4円の電気代がかかります。
 
掃除にかかる電気代は、ロボット掃除機のほうが安いことが分かりました。
 
購入費用の相場は製品によっても大きな違いがありますが、ロボット掃除機のほうが価格帯の差が大きく、高いものでは、20万円ほどするものもあります。しかし、そこまでの高機能を求めないのであれば、双方の購入費はそれほど変わらないといえるでしょう。
 

掃除にかかる電気代は「ロボット掃除機」のほうがお得

掃除にかかる時間によっても異なりますが、今回の計算結果では、1回の掃除にかかる電気代は「ロボット掃除機」のほうが安いことが分かりました。
 
ロボット掃除機のなかでも、遠隔操作機能や本体にたまったゴミをロボットが自動で捨ててくれる機能などが搭載された製品は、本体価格が高い傾向にあります。しかし、掃除にかける時間や負担を軽減できることを考えると、タイムパフォーマンスがよいといえるでしょう。
 
購入費用は、性能や機能によって大きな差がありますので、自分のライフスタイルに合った製品を選ぶことがポイントです。
 

出典

アイロボットジャパン合同会社 ロボット掃除機に関する意識調査(PRTIMES)

東京電力ホールディングス株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B

パナソニック株式会社
 電気掃除機 MC-SR610K

 ロボット掃除機 MC-RSF1000
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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