東京オリンピック・パラリンピック選手村の跡地「晴海フラッグ」は家賃約11万円から住める!? 家賃や間取りについて紹介
配信日: 2023.11.03
公開された情報を見る限り、晴海フラッグは子育て世帯や1人暮らしの若者向けの部屋が充実し、保育所などの施設も併設されているようです。本記事では、注目度上昇中の晴海フラッグの物件事情や、どのような生活環境が整備されているかを紹介します。
執筆者:タリトネ(たりとね)
FP2級(AFP)
晴海フラッグの賃貸エリアの内部情報を公開
東京都中央区晴海にある、東京オリンピック・パラリンピックの選手村を活用した「晴海フラッグ」は、再開発地区として巨大なマンション群の建設が徐々に進められてきました。選手村造営の時点でマンション施設への利用が長期的に計画されていたため、晴海フラッグは大会開催前後から不動産業界を中心に注目されてきました。
その晴海フラッグがこのほどほぼ完成し、賃貸部分の一部が公開されました。果たしてどのようなマンションになっているのでしょうか。
巨大なマンション施設・晴海フラッグの概要
晴海フラッグは分譲と賃貸を合わせると5600戸余り、およそ1万2000人もの住民が住むことを想定して建設されました。販売は2019年夏から始まっており、いよいよ入居が2024年1月下旬からスタートします。
入居に先がけて、このたび賃貸マンション4棟の内部情報が初めて公開されました。
晴海フラッグの賃貸マンションの家賃や間取り
初公開に至った晴海フラッグの賃貸部分は、比較的コンパクトな部屋が多い印象です。1487戸のうち900戸近くが1LDKおよび1DKで、2人夫婦や乳幼児がいる子育て世帯のニーズをつかむマンションとなっています。
なお、気になる家賃はワンルームから3LDKの部屋の場合で、およそ11万円から30万円台を予定しているようです。幅広い家賃設定になっており、各家庭の細かなニーズに対応できるマンションといえます。
晴海フラッグはどんな施設がある?
晴海フラッグでは、幅広いニーズにマッチするためにさまざまな施設が併設されています。
まず、メインターゲットである子育て世帯のニーズを満たすものとして、マンションの1階部分には5歳までの乳幼児を受け入れる保育所を整備しています。定員204人の大規模保育所となる見込みです。
また、シングル世帯の若者に向けて、キッチンやリビングが共用になっているシェアハウスも設けています。上京してきた学生や新社会人でも、シェアハウスであればコストを抑えて住めるのはうれしいポイントでしょう。
さらには、バリアフリーに配慮した住居も150戸設けられており、現役世帯だけでなく高齢者世帯も快適な生活ができるようになっています。
晴海フラッグの誕生で生まれ変わる街
晴海フラッグは、大手不動産会社も多く参画している大きなプロジェクトなこともあり、同施設の誕生とともに晴海周辺の街全体も様変わりしていくとみられます。例えば、小中学校の開校や商業施設のオープン、道路の区画整備など、晴海フラッグの住民に向けて生活しやすいエリアにする計画が立てられています。
今後、子育てする予定のある夫婦やカップルは、晴海フラッグへの引っ越し・入居を検討してみてはいかがですか。
執筆者:タリトネ
FP2級(AFP)